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ORICON NEWS
2021年ブレイク芸人ランキング
朝ドラ&CM出演からMC抜擢まで 上半期10位から1位に急上昇
昨年8月放送の『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN)で有吉弘行と絶妙の掛け合いを見せたことで注目され、さらに『有吉の壁』(日本テレビ系)でも音楽ネタを披露するなど、有吉との絡みで“平場のトークでも映える”という部分を視聴者も発見できたことが、今回のブレイクの要因に。
『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)では“もう中”の独特すぎるリポートに有吉が「リポーターの仕事が増えそう」と感嘆。マツコ・デラックスから「今一番好きかも」と讃えられた。麒麟の川島明は、『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で、もう中の生配信を紹介し「人生で一番笑った」と評したのも後押しした。
出演番組もバラエティだけではなく、『おしゃれクリップ』(日本テレビ系)などのトーク番組や『炎の体育会TV』(TBS系)の陸上企画、『オトラクション』(同局系)でのナレーター、ラジオなど活動領域は幅広い。深夜帯ではあるが冠番組『もう中学生のおグッズ!』(テレビ朝日系)も10月からスタートし、タレントグッズ集めの趣味を活かしてロケ企画を行うなど多彩に活躍した。
アンケートでは「まさかの再ブレイクに驚いた! やはりあのトークのスピードとトーン、紡ぎ出される言葉のチョイスは素晴らしい」(長崎県/40代・男性)、「何を言うかわからないおもしろさと、丁寧で低姿勢なところがいい」(神奈川県/30代・女性)とワードセンスの良さを称える声があった。
また、「昔とやっていることが全く変わってなくてそれでまたブレイクするのがすごいと思ったから」(静岡県/20代・女性)との声もあり、ブレず続けている段ボール芸も好感を持たれ、俳優としてNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』に出演して段ボール芸を披露。さらには、資生堂「uno(ウーノ)」のウェブ動画にも出演し、セルフメイクで“もう大人”になったイケメンな姿を見せるなど、多方面の露出で再ブレイクを立証した。
東京進出決意でひな壇から“メイン”へ存在感をアップ
水曜レギュラーを務める朝の情報番組『ラヴット!』(TBS系)や『ノブナカなんなん?』(テレビ朝日系)などの人気番組へのレギュラー出演では認知度も大きく拡大。『千鳥のクセがスゴいネタGP』(フジテレビ系)ではコント“南大阪のカスカップル”を演じて、連ドラのような展開がSNSで支持された。
昨今の人気芸人がドラマに出演する流れにももれなく乗り、竹野内豊主演の月9ドラマ『イチケイのカラス』(フジテレビ系)では、“傍聴マニア”を演じトレンド入りも果たした。
アンケートでは「その他大勢という扱いからメインの扱いにランクアップできたので存在感が増していると思います。配信でも目を引くものがあるので来年もさらに期待できると思います」(大阪府/40代・男性)、「全国番組で本当に沢山見るようになった。関西の枠を超えて知名度もぐんと高くなった1年だと思う」(高知県/20代・女性)など期待のコメントも多数。
数々のゲスト出演で、ニホンモニターが毎年発表している『2021テレビ番組出演本数ランキング』でも197本増で4位にランクイン。「色々な番組で見掛けた。内村(光良)さん、有吉(弘行)さん…芸人の先輩に重宝されるんだと言う印象」(宮城県/40代・女性)と先輩芸人との共演も注目されている。
東京進出を宣言して、リリーは麻布十番に30万円の物件を借りたが、盛山晋太郎は新居申し込み審査に落ちたという状況。大阪でもレギュラーを複数抱えており、今後は、バランスを取りながら、さらなる活躍が期待されている。
一人一人の得意分野を生かし、安定的な活躍を得た1年
するどいツッコミに定評があるあんり、天然&おバカキャラのはるかのほか、田辺智加はスイーツ等に詳しいため、情報番組等にも多く登場。田辺は、単独で著書『あんた、食べてみな! ぼる塾 田辺のスイーツ天国』(マガジンハウス)も発売した。
そんな彼女たちに「ぼる塾が出ていると無条件でその番組を見たくなる! 特に田辺さんの知識豊富なコーナーは楽しくて、説得力もあって、目を留めてしまいます。どの時間帯にも目にするし、冠番組も面白いし、ずっと活躍してほしいなと思います」(熊本県/30代・女性)と女性人気も獲得。世代別では40代では1位となり、男性からも「バラエティ番組にとどまらず、情報番組でも活躍しているから」(福井県/40代・男性)との声もあった。
育休中のメンバー・酒寄希望のエッセイ連載やYouTubeへの登場なども注目が集まり「多様化する女性の価値観を体現していて好感が持てる」(東京都/40代・女性)、「ギスギス感がなく見てるとハッピーになれる。3人が仲良さそうなので可愛い」(神奈川県/20代・女性)などの意見も。お笑い芸人であっても“自分らしさ”を活かした笑いを届けていることも好感を得ている理由の一つとなっている。
⇒総合TOP10&世代別TOP5をチェック
下半期にかけて人気を急上昇! 初登場芸人は3組
コメントでは『キングオブコント』の優勝について「コントが非常に面白かったです。(水川)かたまりさんの女装がかわいい」(神奈川県/40代・女性)、「クズ芸人から一歩階段を上がったと思うので」(岐阜県/30代・男性)と称賛の声が寄せられた。CM等の露出も増え、来年さらなる活躍が期待される。
今年に入りレギュラー番組が急増しており、先日も熱愛報道が『FRIDAY』に報じられるなど話題に。YouTubeチャンネル『ヒコロヒーの金借りチャンネル』では、矢口真里らに本気で金を借りていたがブレイクによって借金を完済。そんなヒコロヒーに「個性的な存在感がとてもいい。嫌いじゃない」(埼玉県/50代・男性)、「ただのヤンキーかと思っていたが、会話がとても上手いと思うし、ドラマでもいい演技をされていたから」(福岡県/40代・女性)と評価された。
【蛙亭】は『有吉の壁』、『千鳥のクセがスゴいネタGP』、『ネタパレ』(フジテレビ系)など、ネタ番組への出演が増加し、TOP10入りを果たした。『キングオブコント2021』は6位という結果だったが、トップバッターで出演してインパクトを残した。
バラエティ番組等の出演も増え、イワクラは男性芸人4人と同居している独特の感性とトークセンスが注目。中野周平は美声を活かしてダスキン、スカパー!などのCMのナレーションを担当するなど、それぞれの個性を発揮している。
アンケートでは「マニアが支持する芸人からお笑い好きが認める芸人へと階段を上った」(北海道/50代・男性)、「テレビ出演が増えてる気がする」(兵庫県/20代・男性)など、さらなる活躍を期待する声が多数寄せられた。
もう中学生が上半期10位から急速な追い上げで首位を飾った今回。一度は芸人を辞めることも考えていた“もう中”だが、再ブレイクをバックアップしたのが、自身もかつてどん底を経験した有吉だったというのも、お笑い界ならでは奇縁と人情を感じさせるものとなった。
“お笑い第7世代フィーバー”が一旦落ち着きを見せるなかで、もう中の再ブレイクや、『M‐1グランプリ2021』での錦鯉の最年長優勝など、新たな変化の兆しを見せている。『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)の年末年始恒例企画「おもしろ荘」を含め、来年お笑いシーンではどんな芸人が一花咲かせてくれるのか楽しみだ。
【調査概要】
調査時期:2021年11月11日(木)〜11月22日(月)
調査対象:計1000名(自社アンケートパネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代、50代の男女※各年代均等割付)
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ
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調査時期:2021年11月11日(木)〜11月22日(月)
調査対象:計1000名(自社アンケートパネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代、50代の男女※各年代均等割付)
調査方法:インターネット調査
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