ORICON NEWS
「宝石みたいな泥だんご」に反響、保育士時代に7年掛けて作った集大成「終業後に持ち帰り…」
保育士時代、終業後に自宅に持ち帰って7年掛けて制作「10年間変わらない光沢に驚き」
小林哲朗さん手のひらサイズの大きさなのですが、本格的に作って7年目くらいに出来たものだったと思います。
――完成から10年経ったとのこと。改めて泥だんごを見た時はどのようなお気持ちでしたか?
小林哲朗さん実は普段は仕舞っていて、毎年チェックするのですが10年たっても光沢が変わらないのには驚きます。ただ表面に少しひびが入ってきました。
――ピカピカな泥だんごをつくるコツと、光沢を保つコツがありましたら教えてください。
小林哲朗さんまずは団子をなるべく真ん丸に作り、丹念に“さら砂”(地域で呼び方が違いますが、サラサラの砂です)をかけます。その後、柔らかい布で磨いていくと光沢が出てきます。そしてツルツルにした後、泥団子の水分をビニール袋に入れたり出したりして、数日かけて抜いていきますが、それがうまくいくと光沢が永久保存されます。
――SNSでは、この泥だんごは“保育士時代10年間の集大成”とおっしゃっていました。園児と一緒に作っていたのでしょうか?
小林哲朗さん子どもと作ると仕上げまでする時間がないので、今回のような本格的なものは休憩時間や家に持ち帰ってから作っていました。
――小林さんにとって当時、泥だんご作りはどのような時間になっていましたか?
小林哲朗さん結構無心で作れるので、苦労した感じはありませんでした。あと、今回のようなツルツル永久保存の団子を作るというモチベーションがありましたので続けられたのだと思います。
泥だんご作りは保育士の通る道、「園児にみせるときは遠めで慎重に…」
小林哲朗さん園児はこういうのを見ると割りたくなるようで、ちょっと遠めで見せたりしていました。もちろん保育の一環で一緒に作ったりもしました。
――SNSでは小林さんに続いて、ご自分の泥だんごを紹介する保育士さんも多く拝見しました。
小林哲朗さんどろんこ遊びの延長で小さい子どもでも簡単にトライすることができる遊びなので、取り組みやすいのだと思います。
――「販売したら高値で売れるのでは」といった反響もありましたね。今後、泥だんごをどのように扱っていきたいでしょうか。
小林哲朗さん変わらず部屋で保存し、経年による変化を見届けようと思っています。
ちなみに、現在は「身近な異世界フォトグラファー」として活躍する小林さん。工場の風景など、身近にあるのになかなか目を向けられていない風景を作品として撮影している。
■小林哲朗さんのTwitter(@kobateck)(外部サイト)
■書籍情報
『夜の絶景写真〜工場夜景編〜』(インプレス)
工場の撮り方を解説。撮影のノウハウの全てが書かれており、工場という“身近な異世界”を撮ってみたい人におすすめの一冊
写真集『夜の工場百景 ドローン空撮写真集』(一迅社)
非現実的にも感じる空から撮影した工場の風景。「こんな景色が日本にあるとは」と、驚くような光景が収められた一冊
■書籍情報
『夜の絶景写真〜工場夜景編〜』(インプレス)
工場の撮り方を解説。撮影のノウハウの全てが書かれており、工場という“身近な異世界”を撮ってみたい人におすすめの一冊
写真集『夜の工場百景 ドローン空撮写真集』(一迅社)
非現実的にも感じる空から撮影した工場の風景。「こんな景色が日本にあるとは」と、驚くような光景が収められた一冊