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40年以上続く「顔文字」文化、絵文字やスタンプが増えた現代における存在意義とは

「感情」と共に「自分らしさ」も表現 文字中心だからこそ必要な顔文字文化

――ガラケー時代から顔文字文化は続いておりますが、時代の変化と共に顔文字はどのような進化を遂げているのでしょうか。

特殊文字と呼ばれる、句読点号などの学術記号や単位記号、通貨記号、国際音声記号を多用した顔文字が増えたと感じております。同じ「嬉しい」でも「個性」や「感情」を表すためのバリエーションが見られます。最近は絵文字と組み合わせた顔文字なども増えてきており、その幅は無限大です。

――今では、若者の間で「おじさん」を感じる顔文字があると言われており、一部の顔文字が「古い」という認識もあるそうですが、現在、どのような顔文字が古いと思われているのでしょうか。

最近の顔文字は特殊文字を利用した物が多いですが、「古い」顔文字と言いますか、昔からある顔文字という意味で言えば、90年代PC普及の際に使われていたシンプルな顔文字です。例えば、こういった顔文字「(^ー^)」は、PCであれば変換を使わずとも出せます。特徴としては、PCのキーボードで表現できる顔文字、それと組み合わせて少し捻った顔文字が「古い」と言われているのだと思います。「Σ( ̄。 ̄ノ)ノ」

――では、顔文字が持つ魅力とは何だと思われますか。

先ほどの顔文字の進化にも関わるのですが、「感情」と一緒に「自分らしさ」を表現できる点ではないでしょうか。今となってはチャットツールやSNSなくてはならない存在の中で、顔文字も同じくなくてはならない文化となりました。例えば、家族に一言「帰る」と送るよりも「帰る ε=(ノ゚д゚)ノ」と送るだけで、印象が変わってくるかと思います。「急いで帰ってくるんだな」というのも伝わりますし、「そういう可愛い一面」のある人柄も伝わります。感情が伝わりにくい、文字中心の連絡手段が一般的になってきたからこそ、その感情の機微を伝えられる点が「顔文字」の大きな魅力であり、今もなお使われ続けている理由だと思います。

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