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息子のため“サイボーグ化”した車いすの父の決意「家族3人で手をつないで歩きたい」

 脳性まひにより生まれつき足が不自由でありながら、イギリス留学やお笑い芸人、ホストを経験してきた寺田ユースケさん。2018年には障がい事情やバリアフリー、マイノリティーなどの情報を発信すべく、YouTube チャンネル「寺田家TV ? サイボーグパパ」を立ち上げYouTuberとしても活動している。現在は、昨年生まれた息子の育児のために世界初の装着型サイボーグ『HAL』を利用した「サイボーグパパ計画」としてトレーニングの日々を送っている寺田さんに、HALを体験したことで感じた変化や、息子さんへの思いなどを語ってもらった。

「一生のパートナーに出会えないんじゃないか…」障がいによる不安でがむしゃらに挑戦し続けた20代

――YouTuberになる以前は、お笑い芸人や車いすホストとしての活動のほか、全国をヒッチハイクして旅をするなど、20代の頃に様々なことに挑戦されていたそうですが、寺田さんの活力の源はどんなところにあったのでしょうか。

寺田ユースケ当時はあまり意識していませんでしたが、今思えば健常者に負けたくないとか、障がいがあっても色々なことができるんだという気持ちでやっていたんだと思います。自己承認欲求の塊だったというか(笑)。それから、障がいがある自分は女性とお付き合いできないんじゃないかという不安もあったので、じゃあどうしたら良いのかということを心のどこかで無意識に考えていたようにも思います。富や名声、力を手に入れないと一生を共に過ごしてくれるパートナーとは出会えないんじゃないかとか。そういうコンプレックスがあったからこそ、様々なことに積極的にチャレンジできていたように思いますし、その結果、妻とも出会えたので本当に良かったです。

――YouTubeはどんなことがきっかけで始められたのでしょうか。

寺田ユースケ車椅子を道行く人に押してもらいながら旅をする「HELPUSH」という活動を最初は一人でしていたのですが、妻と付き合い始めた2018年からは、妻が仕事を辞めてカメラマンとして旅に同行してくれたんです。僕は昔から出川(哲朗)さんの『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』が好きで、そのような面白いコンテンツを自分でも発信してみたかったので、妻が撮ってくれた映像を編集してYouTubeにアップしてみようと思いついて。それが寺田家TVの始まりです。

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