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コロナ禍を反映したドラマが激減 “コロナ慣れ”した今、求められるドラマのあり方とは
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『孤独のグルメ Season 9』で主演を務める松重豊(C)テレビ東京
コロナ禍設定のドラマの意義は“鼓舞” 乗り越えようという気概がドラマに反映
また、お正月に放送された『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)でもコロナ禍の日常がメインテーマに。変わり種では秋元康×中田秀夫監督(映画『リング』『スマホを落としただけなのに』)による本田翼ら出演『リモートで殺される』(日本テレビ系)。ほぼリモート画面だけで展開されるサスペンス(回想シーンはロケ)で、これまでにないタイプの作品が生まれた。
「この背景には、2020年4月期の連続ドラマの撮影が緊急事態宣言によって止まってしまったという苦い経験があります」と話すのは、メディア研究家の衣輪晋一氏。「例えば、『#リモラブ』の櫨山裕子プロデューサーは過去のインタビューで、10月期の作品が作れるのかと悩み、リモートでも可能で撮影を止めなくても済む形を探して設定を練ったとお話を。もちろん、視聴者が自身を投影できるようコロナの日常を描こうとしたパターンもありますが、この時期に制作された作品は、どれも手探りだった印象があります」(同氏)
昨年は、緊急事態宣言の発令などによる外出自粛や営業自粛を受けたり、“3密の回避”や“ソーシャルディスタンスの確保”など、生活に大きな変化が訪れた「コロナ元年」。この危機を乗り越えるために、皆が辛いことを共有し、お互いに励まし合おうという思いが先行していた。そういった思いを受けて昨年に企画・撮影されたドラマが今年初めに公開されていたのだ。