(更新:)
ORICON NEWS
離婚後の“その先”を描くのが新たなトレンドに? 連ドラで描かれる新たな“離婚観”
不倫ドラマのヒット、結末として“離婚”描いた80-90年代
それぞれのドラマは結果的に、「離婚後、夫は不倫相手と結婚、妻は既婚男性と不倫関係になる」(『金曜日の妻たちへ』)、「マザコン夫(冬彦さん)との子を妊娠するも離婚。ずっと好きだった人と結婚」(『ずっとあなたが好きだった』)、「不倫していた若いイケメンと結婚するも、結局また不倫」(『不機嫌な果実』)、「青酸カリで心中」(「『失楽園』)と、なかなかドラマチック。
80-90年代というと、『男女7人夏物語』『東京ラブストーリー』など、若者たちのおしゃれな恋愛を描いたトレンディドラマが流行。一方で、前述の『金曜日の妻たちへ』によって“不倫”ドラマというジャンルが確立した時期でもあった。離婚というよりは“不倫”が主眼であり、性描写なども今では考えられないほど過激に描かれた。離婚はこうしたスキャンダルの山場として機能したのだ。