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休止中の結婚、出産、離婚…紆余曲折あったmihimaru GT・hiroko、活動再開に抱いた葛藤明かす
心配をかけたことへの「申し訳ない気持ち」、活動再開には「怖さ」も
hiroko 活動休止中も音楽を聴いたり、音楽制作もちょこちょこしていて、今回の配信デジタルシングル曲(「Super Rainbow」)も3年半前に出来上がっていたものなんですね。ただ、曲を出すとなるとその先のプランも考えなければいけないので、なかなか難しい状況でした。そんな中でコロナ禍が起こってしまって、ご近所の方や周りの人たちの気持ちが疲弊していくのを目の当たりにして…。ちょっとでもみなさんの心のビタミンになれることがしたいと、昔からお世話になっていたスタッフのみなさんに相談して実現したことでした。
──活動休止期間には、hirokoさんご自身、結婚、出産、離婚とたくさんの人生の節目を経験されました。
hiroko 休止期間中に色々とご心配をおかけしてしまい、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。そういうことがあった後で、時間は経過しているものの「歌を届けてもいいのかな」という葛藤や、再活動を発表することでどんな反応が返ってくるんだろう…という怖さもありました。まだしばらく、楽曲を発表しない、という選択もできる状況でした。だけど自分の人生を振り返ると、何かを決断する時や迷った時は、いつも難しい方や挑戦する方を選んできたんですね。私の歌でみなさんの中で0.1でもプラスになることがあるなら、という思いで曲を届ける決意をしました。
──YouTubeには「待っていたよ!」というあたたかいコメントでいっぱいです。
hiroko 本当にありがたかったです。想像を超えるたくさんのメッセージをいただけて、改めて背中を押していただけました。何よりもやっと、活動休止前のライブで「この先の私たちを楽しみにしていてください」とみなさんにお約束したことが果たせてうれしいです。
「頭の中が常にパンパン」だったユニット時代、活動休止を引き止められることなく…
hiroko ちょうどmihimaru GTデビュー10年目の節目で、もしどこかのタイミングで休憩することを考えるならば、この節目での充電が必要だと感じていました。私が不器用だということもあるんですが、当時は頭の中が常にパンパンの状態で、大きな休みの中で頭の中にスペースを空けなければ、新しいことをインプットできないなと思ったんです。
――なるほど。
hiroko また新たなスタートを切るためにも、長めのお休みをさせていただきました。長すぎですけどね…(笑)。今後も歌い続けて行くためには、心から大きな深呼吸をする休憩時間が必要だと思ったんです。長い期間お休みさせていただいたにもかかわらず、たくさんの方が覚えてくださっていて。本当に温かく迎えてくださったことには、感謝の気持ちでいっぱいです。
──miyakeさんには引き止められなかったですか?
hiroko お互い同じことを考えていたタイミングだったのか、それはなかったですね。休止前から、ミッ君も少しずつ、新しいことを始める準備をしていたようです。ユニットでは、時に衝突することもありましたが、いいものを作るためにそれは避けられないことでしたし、ソロでは味わえないことをたくさん経験できました。たくさんの方々に出会えて、本当に恵まれた環境だったと思います。今でもその大きな経験に感謝していますし、ユニットで活動していた時期があったからこそ、今の私があると思っています。