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マンガ雑誌っぽい“社内報”が話題 SNSで企業側が『日々のお仕事ちょっと楽しく』を提案する真意とは?

「バズったからといってシリーズ化するなどの戦略はとらない」“右脳の感性”を大切に

 ちなみに、こういった秀逸なアイデアはどのようにして生まれているのか。同担当は「さまざまな職種や場所で働いている人のことを想像しつつ、日々の仕事や生活を改めて捉え直すようにしている」と説明する。

「制作チームのメンバーは日頃から“なにか面白いことないか”という別の脳を働かせていると言っていました。車で例えれば常にアイドリング状態。そうすることでちょっとした発見が無意識下でインプットされることがある。会議でディスカッションをするうちに、そのアイデアがふと蘇り、会議が盛り上がったりもする。そのためにはカッチリとした会議ではなく、あくまでも談笑のような空気を流しておくのが重要なんです」

 まさに投稿ネタや情報を探っている人たち自体が「日々の仕事をちょっと楽しく」を体現しているような環境だ。またカッチリ決め込まないのは発信するネタでも同様。

「他にもいろんなジャンルのネタや情報発信が弊社アカウントにはありますが、これがバズったからシリーズ化するとか、メインにするとか、そういったカッチリ決めた戦術は採っていません。左脳でガチガチに“このネタがウケるから月に何本”と決めるより、右脳の感性に頼った方が良い結果が生じることもあるのです。今後も時勢を見ながら、その時々に必要な情報、適した表現で継続していきたい」

 近年のマーケティングは、LGBTQや国籍・性差別など社会問題に取り組んでいることを発信し、それによって会社の認知向上、イメージアップ、株価の上昇を見込むのがトレンドだ。だが、単にトレンドに乗った短絡的な戦略では“無責任な投げっぱなし状態”になってしまう。同社の成功を引き合いに、今一度、自身を、そして自社をPRする際のアプローチを見直すことも大切なのかもしれない。

(取材・文/衣輪晋一)
JOYとナタリー博士 by Indeed @IndeedJapan_PR
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