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クズなのに嫌われない&実は仕事も有能? 令和における“ノリスケ的生き方”への羨望
「セコイ」「クズ」SNSでツッコミ絶えないノリスケの言動
また昨年12月13日の放送では、美人揃いと評判の美容院に波平とマスオを引き連れて来訪。その後、居酒屋で、「マスオさんも予約したらどうですか? おじさん(波平)は頭的に無理かもしれませんがね」と、頭髪が薄い波平(大恩人である叔父さん)をディスる。波平が「なーにが頭的だ」と怒るも「美容院に行きにくい頭ですけどね」とさらに追い打ちをかけ、波平が腕を組んで黙り込むとマスオも思わず「ノリスケくん!」とたしなめる…というシーンが繰り広げられた。
このような数々の“無軌道ぶり”に、SNS上では「せこっ!」「クズ」などとノリスケに対するツッコミが後を絶たないのである。
「憎みきれないろくでなし」昭和の“ダメ”リーマン像の元祖
隙あらば仕事をサボり、セコくて、お調子者で、呆れられながらも「あいつは仕方がない」として憎悪や嫌悪の対象となるほどではない。そんな「ノリスケ的生き方」は、故・植木等さん主演の映画『無責任シリーズ』や『日本一の男シリーズ』、または『釣りバカ日誌』の浜ちゃん(浜崎伝助)的ともいえるし、社会的な非常識っぷりは『美味しんぼ』の山岡士郎などにも通じ、昭和の「憎みきれないろくでなし」的サラリーマン像の元祖=いわば定番キャラであり、みんなが「そうなりたい」と願っても中々なることはできない姿ともいえるのではないだろうか。