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  • 小学生の保護者、4割超が親子関係に「悪い変化あり」と回答 コロナ禍の子育てに“繋がり”求める悲痛な声

小学生の保護者、4割超が親子関係に「悪い変化あり」と回答 コロナ禍の子育てに“繋がり”求める悲痛な声

  • 小学生の子どもを持つ保護者が回答、コロナ禍で親子関係の変化

    小学生の子どもを持つ保護者が回答、コロナ禍で親子関係の変化

 コロナ禍で、親子関係や子育てにも変化が起こっている。家族が一緒に過ごす時間が増えて絆が強まる一方、「愚痴を言い合える相手がいない」、「学校と密にコミュニケーションがとりたい」など、家族以外との接触を望む声も増えている。臨時休校やオンライン授業への切り替わりで、サポートが必要な小学生の保護者は4割超が親子関係に「悪い変化あり」と回答。以前は気軽に相談できていたことも、今のご時世で遠慮してしまい、保護者が孤立状態に陥る事態も起きている。実際の親子関係の変化と、リアルな保護者の悩みとは?

「学校の様子を食事しながら知ることができる」在宅時間の増加で“良い関係性の変化”目立つ

 ORICON NEWSでは、未成年の子どもを持つ20代〜60代の男女1000名へ意識調査を実施。調査では、コロナ禍で【子どもと過ごす時間が増えた】と回答した人が44.2%で、そのうち【良い変化あり】と回答したのは63.5%と半数を超えた。理由としては、【子どもとの会話が増えた】が最も多く、60.8%、続いて【以前よりも家族で一緒にエンタメを楽しむ余裕ができた】という意見が32.8%。また、【以前よりも家族で夕食を一緒にとるようになった】が28.7%と、家族で過ごす時間が増えたことによるプラスの変化が多く見られた。

 より詳しい意見に耳を傾けてみると、【時間に余裕があるので、夕飯を教えながら作ることができた。その結果子どもたちもできるメニューが増えた】(女性40代)、【学校での子どもの様子を食事をしながら知ることができるようになった】(男性40代)と、一緒に料理をしたり、“食卓”を共にする時間を作れたことで、お互いの思いを共有でき、親子や家族の関係を良好に保てる部分もあったようだ。在宅によって得られた可処分時間を、子どもと向き合う時間にあてることができた家庭は、総じて良い関係性の変化が見られたと言えるのではないだろうか。

「保護者の負担が増えた」学習環境の変化、子どもの将来に戸惑い

  • 子どもとの関係が良くなった理由

    子どもとの関係が良くなった理由

  • 子どもとの関係が悪くなった理由

    子どもとの関係が悪くなった理由

 一方で、子どもの年代別に見てみると、良い変化と同様に、悪い変化があったという意見も。小学生の子どもを持つ保護者は、【良い変化あり】と回答した割合が48.9%に対し、【悪い変化あり】と回答したのが41.8%となっており、プラスの側面もあればマイナスな側面もあったことが伺える。在宅ワークなどにより親が自宅にいる環境が整えば、小学生の児童にとっては安心感に。しかし保護者にとってはどうか。【学校の課題など、保護者の負担が増えた】(28.4%)という意見に代表されるように、保護者が家で細かなケアをしなければならない場面も確実に増えている。

 目立ったのは、【学校の課題関連では、学校との連絡が密でないと意思の疎通が図れないことが多い】(女性30代)、【休校で宿題のチェック等の負担が増えた】(女性30代)という声。コロナ禍での臨時休校や、オンライン授業など、子どもたちが学ぶ環境はガラリと変化。中高生に比べて、まだまだ親のサポートが必要な年齢の小学生がいる場合は、家庭学習の時間が増えた分、保護者にしわ寄せが。休校中の学習スケジューリングや、分からない問題があった場合の対応など、学校ではなく親が責任を負わざるを得ない場面も多かったに違いない。

 高校生、大学生・専門学生の子どもを持つ保護者世代についても、小・中学生と同様に【子どもとの会話が増えた】という回答が最も多かったが、悪い変化があったという回答も。【生活のペースが乱れた(乱された)】という意見が49.3%で最も多く、次いで【子どもの進路のことで不安が増えた】が30.1%、【子どもへの注文が多くなった】という意見が8.2%という結果に。【朝型になって欲しい】(女性40代)、【(進学や就職について)学校の手厚いサポートが必要だと思った】(男性40代)という意見が目立つ。高校生以上になると、子ども本人の自主性に任せる部分も多い。親も自宅にいる時間が長い分、コロナ前は気にならなかった子どもの言動や行動に注目してしまう側面も増えたのではないか。

「誰かに聞いてほしい」「気軽に連絡が取りあえたら…」“交流”を求める保護者の声

 また、子どもを育てる大変さはコロナ以後、より顕著に。この状況がいつまで続くのかを憂う不安の声や、孤立してしまっている部分も見受けられる。未就学児を持つ保護者からは、【有料のシッターさんもコロナ禍では依頼が難しかったので辛かった。保育園から動画配信などで絵本読み聞かせがあれば良かった。zoomなどでも児童間の交流を設けてくれたら良かったかと今は思います】(女性20代)、【外出ができないのでちょっとした愚痴を話せる相手がおらず、話して少しでも楽になれる相手が欲しい】(女性40代)との声が上がった。

 学習面では、【学校の先生とのチャットなどがあれば子どもの不安も取り除けると思った】(女性40代)、【学習面のオンラインサポートが欲しかった】(女性40代)と、より充実した環境を願う意見も目立つ。さらに、運動会や修学旅行など行事が中止になることが続き、【コロナが終息することしかない。運動会やスポーツの試合、頑張ってきた事や準備してきた事が悉く中止に。頑張る意味がわからなくなっています。どうせ頑張っても…という気持ちが生まれるのも無理はありません】(女性40代)という悲痛な願いも多かった。

 コロナ禍で家族と過ごす時間が増え、【仕事で忙しくほとんど家で夕飯を食べることのなかった主人、学校にバイトと家にいなかった娘とほぼ毎日一緒に夕飯を食べている。食事を作るのは大変だが、これから就職で家を出る娘と、一生分の食事をしているのかもと思って頑張っている】(女性40代)など、プラスな面は確実に存在する。しかし家族の絆が強まる一方で、外出自粛で他者とのコミュニケーションが制限されることによる弊害があることも、また事実だ。保護者も、また友人と過ごす場が制限される子どもも、聞いて欲しいことを打ち明けられず孤立してしまう場面が増えている傾向が見てとれる。様々な局面でニューノーマル化が進む中、地域・学校との連携したサポートや、家庭以外の第三者との新たな関わり方が求めらているのではないだろうか。
【調査概要】
調査時期:2021年6月16日(水)〜6月21日(月)
調査対象:計1000名(自社アンケートパネル【オリコン・モニターリサーチ】会員 未成年の子どもを持つ保護者・20代、30代、40代、50代、60代の男女※年代を人口構成比に合わせたウェイトバック集計)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ
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