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【Vol.2】「プデュ2」でJO1に続け!『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』 プライドをかけたポジションバトル、波乱と名演

この記事は、LINE初の総合エンタメメディア「Fanthology!」とオリコンNewSの共同企画です。
⇒この記事をオリジナルページで読む(6月3日掲載)

(C)LAPONE ENTERTAINMENT

視聴者がデビューメンバーを投票で決める、韓国の音楽専門チャンネルMnetの人気サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101』シリーズの日本版『PRODUCE 101 JAPAN』(通称:日本版プデュ、日プ)。練習生たちが歌やダンスなどの課題に挑み、容赦なく順位付けされる姿に多くの視聴者が熱狂しました。2019年に行われた第1弾では、投票で選ばれた11人がグローバルボーイズグループ・JO1としてデビュー。オリコン週間シングルランキングでデビュー作から2作連続で1位獲得を達成するなど、日本を代表するボーイズグループとして成長を続けています。そして現在、第2弾となる『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』が開催されています。今回もコンセプトはそのままに、し烈な争いが繰り広げられ、盛り上がりを見せています。JO1に続くグローバルボーイズグループの誕生を前に、『SEASON2』を振り返っていきましょう。Vol.2では、ポジションバトルを紹介します。

#6 ポジション評価前半 波乱のチーム分け、ステージでは個性を解放

#6では、これまでのすべての順位がリセットされ、熱い戦いの火蓋が再び切って落とされます。し烈なグループバトルをくぐり抜けた練習生40人が次に挑むのは、ボーカル、ラップ、ダンスの3つのポジションから選んで、チームごとに競う「ポジション評価」。チーム内1位の練習生には1万票、各ポジション全体の1位になれば10万票が加算されます。これを聞いた練習生からは、予想以上のベネフィット(ご褒美)に驚きの声が上がりました。

今回、国民プロデューサー代表・ナインティナインの代役として青山テルマが登場。冒頭に、参加する練習生の交代を告げます。17位の席を獲得したものの新型コロナウイルス感染のため番組を欠席していた古瀬直輝(こせ・なおき)が、収録参加を断念すると説明。17位が空席となったため、第1回順位発表式で41位になり涙をのんだ高橋航大(たかはし・わたる※高ははしごだか)が合流することになりました。
「ポジション評価」では、練習生たちは順位発表順に、ポジションごとに設定された課題曲を選んでいきます。ただし、ほかの練習生がどの曲を選んだのか知ることができないため、好きなメンバーがいる楽曲を選ぶことはもちろん、ライバルを避けることもできない仕組みになっています。

さらに今回は、チームが決定するまでポジションも課題曲も明かされない新ポジション「HIDDEN」も設定されました。情報が隠されている代わりに、1位は2倍のベネフィット(得票数)が与えられます。つまり、チーム内1位で2万票、ポジション全体の1位で20万票が加算されることになります。この“ハイリスクハイリターン”の課題曲を誰が選ぶかも注目の一つです。
また課題曲ごとに定員が決まっており、定員に達した曲を選ぶことはできません。そのため、第1回順位発表式で下位だった練習生は希望の曲を選択できず、さらに頭を悩ませることになりました。練習生40人は悩みに悩んだ末、下記のチーム編成となりました。
【ボーカル】

・清水翔太『花束のかわりにメロディーを』
メンバー:飯沼アントニー、太田駿静、仲村冬馬、藤牧京介

・Official髭男dism『Pretender』
メンバー:篠原瑞希、高塚大夢、福田歩汰、松本旭平

・いきものがかり『さよなら青春』
メンバー:上田将人、小堀柊、阪本航紀、笹岡秀旭、四谷真佑

【ラップ】

・KEN THE 390 feat. ACE COOL, Moment Joon『Nobody Else』
メンバー:池崎理人、田島将吾、西洸人

・KEN THE 390 feat. R-指定, 般若『Overall』
メンバー:井筒裕太、大和田歩夢、中野海帆、村松健太

【ダンス】

・Nissy(西島隆弘)『NA』
メンバー:飯吉流生、内田正紀、橋航大、平本健

・SEVENTEEN『舞い落ちる花びら(Fallin’ Flower)』
メンバー:木村柾哉、小池俊司、許豊凡、テコエ勇聖、西島蓮汰

・JO1『OH-EH-OH』
メンバー:ヴァサイェガ光、大久保波留、栗田航兵、後藤威尊、佐野雄大、松田迅

【HIDDEN】(ポジション評価はダンスに該当)

・BTS『Dynamite』
メンバー:尾崎匠海、小林大悟、寺尾香信、福田翔也、森井洸陽

そして情報が隠されていた「HIDDEN」の課題曲はBTS『Dynamite』(ダンス)と明かされ、練習生からはどよめきが起きました。ボーカル志望の尾崎匠海(おざき・たくみ)は「正直、ダンスだけだと思っていなかったので、すごいびっくりしてるんですけど、選んだからには精一杯このチームで頑張って勝ちたいと思います」と力強く意気込みました。
【ダンス】JO1『OH-EH-OH』
いよいよ各チームが、本番に向け練習を開始します。JO1の『OH-EH-OH』に挑んだ「T-changer」チームは、トレーニング中にリーダーのヴァサイェガ光(ひかる)が「自分で振り付けをつくったが、本当にこれでいいのかなと思うことがある。みんなに教えてるんですけど、自信が持てない」と、トレーナーのDA PUMP・KENZOに悩みを打ち明けます。KENZOは「誰かが引っ張っていかないといけないけど、全員が全員、引っ張る気持ちでやったほうがいいかな。このグループのために何ができるのか、(全員で考えて)やってあげることが大事」と声をかけました。
KENZOの言葉にメンバーたちも奮起し、それぞれが意見を出し合い全員が目立つことを意識して練習に取り組みます。そんななか、急成長したのがメンバーの佐野雄大(さの・ゆうだい)。「人に見せていいものじゃないくらい、ひどいダンスを毎回している。みんなのレベルまでいけるように練習します」と自分を奮い立たせます。猛練習により、佐野のパフォーマンスはほかのチームから絶賛の声が上がるほど成長し、トレーナーの仲宗根梨乃が「雄大、どうしたの?」と仲宗根らしい表現で賛辞を送ると、佐野も「今までで一番自信あります」と笑みを浮かべました。
そして迎えた本番。チームの一体感を出しつつ、それぞれが個性を発揮する華やかなステージングを披露しました。観覧した国民プロデューサーの投票により、チーム内で1位に輝いたのは松田迅(まつだ・じん)。松田自身もその結果に驚いたようで、「え、待って……やばい!」と興奮を隠せませんでした。そして「1位になった瞬間は『えっ!』って感じでしたね。次に、またその次にいきたいなと思います」と自信をみなぎらせました。
【ボーカル】清水翔太『花束のかわりにメロディーを』
ネット上で話題を席巻したのは、清水翔太の『花束のかわりにメロディーを』を歌唱した「X4」チームです。ボーカル実力者がそろった4人組で、センターを勝ち取ったのは藤牧京介(ふじまき・きょうすけ)でした。そんな彼らですが、トレーニング中は、トレーナーの菅井秀憲から厳しい指摘を受け、リーダーの太田駿静(おおた・しゅんせい)が苦戦を強いられます。
メンバーとの練習中に“本音”を問われると、なかなか思うような歌唱ができず、不安や危機感を感じていると告白。突然、言葉を詰まらせ「辛いっすね。難しいっす。落ちた後のことを考えてしまう……」と号泣する場面もありました。そんな太田に、仲村冬馬(なかむら・とうま)は「国民プロデューサーの人たちに『(自分たちは)もっと上にいるべき人なんだよ』っていうことを、この曲を通して表してほしい」と声をかけました。
こうした危機を乗り越えたチームには絆が生まれ、自信を持って当日を迎えることができました。本番では、そのハイクオリティなパフォーマンスにほかの練習生たちが驚がく。4人の美声にトレーナーが涙を流す一幕もありました。そして投票の結果、藤牧がチーム内の1位となりました。「みんなと同じチームになれて、本当にうれしい。本当に最高です、このチームは」と感無量の様子。太田は最下位の4位になり「ちょっと悔しい結果ではあったんですけど、4人のチームであの歌を歌えたことが一番だと思っているので、本当に感謝をしていますね」と、支えてもらったメンバーに謝意を表しました。
【ダンス】Nissy(西島隆弘)『NA』
Nissy(西島隆弘)の『NA』を披露したのは「Na(ナトリウム)」チーム。ダンス経験者だが振り付け経験のない橋航大(たかはし・わたる)が構成に苦戦し、トレーニング中もKENZOから「音楽って楽しいよね、ダンスって楽しいよねって伝わる曲なのに、あなたたちからは何も伝わらない」と叱られ、落ち込んでしまいます。そんな彼を、飯吉流生(いいよし・るい)をはじめとするメンバーたちが「自信を持ってほしい」と励ましながら、全員が新たな気持ちで練習に取り組みました。
一方、もともとボーカル志望で入った内田正紀(うちだ・まさき)、未経験の飯吉はダンスに苦しみますが、ダンス経験者の平本健(ひらもと・けん)たちがフォローに入るなどして、ひたむきに練習を重ねました。日を追うごとに少しずつ成長する面々に「前回より、すごくすてきになったと思います。やっと勝負できる時間になってきたんじゃないですか?」と笑みを見せるKENZO。仲宗根は「もっと超えないと残らねぇぞ。まだまだいけるでしょ」と鼓舞し、チームとしても、個人としても“爪痕”を残す大切さを説きました。
KENZOの「ここが一番心配だな……」という不安をよそに、本番では4人がポップでエネルギーに満ちたパフォーマンスを見せます。チーム内で1位となった橋は「みんな、ありがとうございます」と深々とお辞儀。「僕一人じゃなくて、みんながいるからこそできたステージだったので、本当にみんなにも感謝したいし、僕の中でも良い経験ができたので良かったです」と語り、41位から復活したチャンスを生かして、しっかり“爪痕”を残しました。
【ラップ】KEN THE 390 feat. ACE COOL, Moment Joon『Nobody Else』
KEN THE 390の『Nobody Else feat. ACE COOL, Moment Joon』を披露したのは、順位発表で上位に食い込んだメンバーが集結した「ドス鯉倶楽部(どすこいくらぶ)」。「国民プロデューサーに伝えたいこと」をテーマに、自ら歌詞を手掛けました。ラップ経験のある池崎理人(いけざき・りひと)や田島将吾(たじま・しょうご)が順調に制作していくのに対し、西洸人(にし・ひろと)は苦戦しました。その姿を見た田島が、気分転換のために西を外に連れ出す場面も。池崎が歌詞を書くのを手助けする一方で、西は田島とともにチームをダンスで引っ張っていきます。
本番が迫ったある日、トレーナーの指導時間ではないものの、3人はKENZOのもとへ直接出向いて指導を懇願。ラップだけでなくパフォーマンスとしてどう評価されるのか、教えを乞いました。3人のパフォーマンスを見たKENZOは「感動しました」と笑顔で一言。続けて「純粋に何か気持ちが伝わってくる。自分の歌・ラップに集中して入ってた感覚がすごくよかった。いいじゃん!」と太鼓判を押します。ホッとした表情を浮かべた3人は、いよいよ本番に挑みます。
パフォーマンスでは、キレのある見事なラップと息のあったダンスで観客を魅了しました。投票により、1位 田島、2位 池崎、3位 西という結果になりました。田島は「みんな良かった」とにっこり、池崎は「よく頑張ったよなぁ。本当にありがとう。この3人でやれて良かったなって思って……」と、きつかった練習を回顧して涙を浮かべます。最下位となってしまった西は「まぁ予想はできてたんですけど……」と悔しさで頬を濡らしましたが、「最初はしんどかったんですけど、でも最終的にすごい有意義な時間だったと思えたので悔いはないです」と前を向きました。

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