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【Vol.1】中国版プデュ『創造営』で“最強”11人組「INTO1」誕生 独占コメントと名場面&プロフィール

この記事は、LINE初の総合エンタメメディア「Fanthology!」とオリコンNewSの共同企画です。
⇒この記事をオリジナルページで読む(5月14日掲載)

INTO1

オリコン・Fanthology!独占コメントも!
中国版『PRODUCE 101』(通称プデュ)といわれるサバイバルオーディション『創造営2021(ソウゾウエイ ニーゼロニーイチ)』(全10話)が4月27日に最終回を迎え、中国から6人、日本から3人、タイから2人で構成される11人組ボーイズグループ「INTO1(イントゥーワン)」が誕生しました。中国舞踊歴16年の気品あふれるセンター、リュウ・ユが「本当に何でもできる最強のボーイズグループ」と胸を張るほど、ハイレベルな能力とビジュアルを持ったメンバーがそろいました。中国海南省・海花島で共同生活をしながら切磋琢磨し、デビューの夢をつかみ取った11人のプロフィールと名場面を紹介します。(Vol.2は5/25公開)

※番組の内容に触れる描写がありますのでご注意ください
※敬称略。年齢はすべてオーディション当時です
※個人の順位推移は各週発表(9週分)

“中国版プデュ”『創造営』とは?

『創造営』シリーズは、中国の動画配信サービス・テンセントビデオ傘下のWeTVが制作・配信を手がけるアイドル発掘・育成オーディション番組。2018年、韓国の人気オーディション番組『PRODUCE 101』をリメークした中国版『創造101』としてスタートしました。「練習生」(中国語で「学員」)が宿舎で共同生活を送りながら、さまざまなバトルを行い、視聴者投票上位11人の練習生がデビューの夢をつかむことができます。

過去3シリーズにはそれぞれ101人の練習生が参加。2018年のシーズン1では11人組ガールズグループ「火箭少女101(Rocket Girls 101)」が誕生。2019年のシーズンでは11人組ボーイズグループ「R1SE(ライズ)」、2020年のシーズン3では7人組ガールズグループ「硬糖少女303(BonBon Girls 303)」がデビューしてきました。
今年2月17日から配信開始されたシーズン4『創造営2021』(全10話)では、初めて「国際化」のコンセプトを打ち出しました。結果、90人の練習生のうち4分の1にあたる23人が、日本、ロシア、タイなどの外国人練習生で、日本人(ハーフ含む)は最多17人を占めました。そして、日本語字幕付き版が今回初めて配信されたことにより、日本での知名度・注目度もグッと上がりました。

4月24日の最終回で発表されたデビューメンバー11人は、中国人6人、日本人3人(ハーフ含む)、タイ人2人で構成され、当初の目的どおり国際色豊かなグループ「INTO1」が誕生しました。
「INTO1」(イントゥーワン)
グループ名は「インターネット(Internet)の時代に視聴者からの応援で選ばれた国際色豊か(International)なメンバー11人が1つになり、唯一無二のボーイズグループを目指す」という意味。「INTO1」としての活動期間は2年。楽曲の発表やステージパフォーマンスはもちろん、テレビ番組へのゲスト出演やファンイベントなど、さまざまな活動が予定されている。
◆デビューメンバー選考の流れ
クラス分け
練習生90人がチームもしくはソロで自由曲をパフォーマンス。メンター(先生役)5人と、自分以外の練習生89人の計94人のうち、ボタンを押した人数(1人1点、94点満点)が得点となり、高得点者から順にAクラス(11人)、Bクラス(20人)、Cクラス(30人)、Fクラス(29人)に振り分けられます。
メンターは、中国の人気俳優ダン・チャオ(ケ超)、実力派女優ニン・ジン(寧静)、韓国の人気アイドルグループf(x)出身のアンバー、実力派歌手ジョウ・シェン(周深)、番組の卒業生でR1SEのメンバー、ジョウ・ジェンナン(周震南)の5人。昨年の『創造営』からデビューした硬糖少女 303のメンバーで、タイ出身のネネは、国際練習生アシスタントとしてレギュラー出演しました。

練習生たちから一目置かれる日本人練習生で、日中混合4人組グループ「WARPs UP」(ワープスアップ)のメンバー、サンタとリキマルは、期待に違わぬパフォーマンスでスタンディングオベーション状態に。サンタはメンターのリクエストに応えて3回激しいダンスを披露することになり、酸欠を起こして撮影が中断するアクシデントがあったものの、サンタは94点満点、リキマルは93点と高得点をマークしてAクラス入りしました。
第1回公演(グループバトル)
練習生90人が14組に分かれ、1対1のグループ対決を行うことに。ジャスティン・ビーバーの『Yummy』、日本のテレビアニメ『デジモンアドベンチャー』オープニングテーマの和田光司『Butter-Fly』、ジャッキー・チェンの『酔拳』など多様な14曲の課題曲(定員6〜7人)が用意され、Aクラスの応援ポイントが高い順から希望曲を選びました。

各チームは観客を入れたステージでパフォーマンスを行い、観客の投票によって、勝敗や各チームで最も優れたパフォーマンスをしたと思うメンバーを決定。各チーム最多得票のメンバーは「応援王」となります。

1位となったのは、LAY(EXO)の『蓮(Lit)』を披露したリキマル、リュウ・ユ、シュウ・シャオラン、イ・ハン、レン・インポン、ルオ・イエン、リー・ルオアーのチーム。ご褒美としてこの7人全員がAクラスとなりました。
テーマ曲パフォーマンス
第1回公演の評価に基づき、改めてA・B・C・Fクラスに振り分けられ、テーマ曲『Chuang To-Gather, Go!』の中国語バージョン、英語バージョンをレッスンします。英語バージョンの作詞は、木村拓哉&工藤静香夫妻の次女で、中国でも知名度の高いモデルのKoki,が手がけたことが日本でも話題を呼びました。Koki,は第1回公演の特別審査員も担当し、英語や日本語で練習生たちにエールを送りました。
全員でのパフォーマンスをメンターたちが評価し、新たにAクラス11人、Bクラス22人、Cクラス22人、Fクラス35人に分けられました。センターは、Aクラスのリキマル、サンタ、ミカ、ボー・ユエン、フー・イエタオ、リン・モー、リュウ・ユ、ライ・ヤオシャン、ウー・ユウハン、ユウ・ガンイン、パトリックの中から、練習生たちの投票によって、リュウ・ユが選ばれました。
第1回順位発表(90人→55人)
エピソード5(3月20日配信)で視聴者のオンライン投票による第1回順位が発表され、35人が脱落(そのうち1人は辞退)、55人が生き残りました。この時点で17人いた日本人(ハーフ含む)は9人が残留し、8人脱落。辞退したのはエイベックスに所属する日米ハーフ4人組グループ「INTERSECTION」のカズマ(ミッチェル和馬)で、家庭の事情により、3月8日に辞退を発表しました。カズマは直近の人気投票ランキングで4位の人気練習生だったことから、残念がるファンの声が広がりました。
【Aクラス】1位:リュウ・ユ 2位:サンタ 3位:リキマル 4位:ミカ 5位:ジョウ・クーユー 6位:リン・モー 7位:ジャン・ジャーユエン 8位:ケーレン 9位:パトリック 10位:レン・インポン 11位:オスカー
第2回公演(専攻バトル)
第1回順位発表で残留した練習生55人は、専攻審査に突入します。ボーカル専攻、ダンス専攻、創作専攻(創作ボーカル、創作ラップ、創作ダンス)の3分野で、11チーム(各5人)に分かれることになり、Aクラスの上位から順に、希望の課題曲を選べることになりました。ボーカル専攻の課題曲の中には米津玄師『Lemon』が含まれ、練習生から「日本語は難しいな」との声があがります。

各チーム約5日の練習期間を経て、豪華なセットが組まれた会場で観客を入れてパフォーマンス。観客投票による各チームの応援王の最高得点は、同点でAK(リュウ・ジャン)とナインの2人。ベストパフォーマンスは、創作ラップの『頂上』チーム(ゼン・ハンジャン、オスカー、AK、リン・モー、ルオ・イエン)となりました。
第2回順位発表(55人→33人)
4月3日配信のエピソード7で視聴者のオンライン投票による第2回順位発表が行われ、55人→33人に絞られ、Cクラス、Fクラスの計22人が脱落しました。この時点で9人いた日本人(ハーフ含む)は、6人が残留し3人が脱落。前回1位のリュウ・ユは4位に順位を下げ、代わって前回5位のジョウ・クーユーが暫定1位となりました。
第3回公演(コンセプトバトル)
33人が6チームに振り分けられ、課題曲としてオリジナルの新曲6曲が用意されました。各曲のセンターは、3月28日までの視聴者投票によって、リキマル、ミカ、ケーレン、リン・モー、サンタ、リュウ・ユの6人に決定。センター以外の練習生は、上位から順に、希望曲を選んでいきました。

各チームには女性ゲストがパフォーマンスに参加することが発表され、練習生たちは色めき立ちます。リキマルのチームはリウ・シエニン(硬糖少女303)、ミカのチームはジュー・ジンイー(元SNH48)、ケーレンのチームはメンターでもあるf(x)のアンバー、リン・モーのチームは国際練習生アシスタントのネネ(硬糖少女303)、サンタのチームは女優マオ・シャオトン、リュウ・ユのチームはモン・メイチーがゲストとしてパフォーマンスに加わりました。
練習生たちのこれまでにない表情が見られ、練習生とゲストが顔を寄せ合ったり、指を絡ませたりすると、観客から嫉妬の悲鳴が上がる一幕もありました。ベストパフォーマンスは、『可愛いを入力したらどんな絵文字になるか』を披露した、ミカ、ナイン、ウー・ユウハン、シュエ・バーイー、ジャン・シンタ、ゼン・ハンジャンと、ゲストのジュー・ジンイーのチーム。また、各チームの応援王の最高得点もナインが獲得しました。
第3回順位発表(33人→25人)
4月17日配信のエピソード9で視聴者のオンライン投票による第3回順位が発表され、いよいよファイナルに進出する25人が決定。日本人(ハーフ含む)6人は全員、ファイナル進出が決まりました。前回4位に下がったリュウ・ユは、暫定1位に返り咲き。
ファイナル
4月24日配信の最終回では、投票締め切りを前に、ファイナリスト25人が3チームに分かれてのグループパフォーマンスや、ソロステージを披露。全員のパフォーマンスの終了後、当日のオンライン投票の受付が終了しました。脱落した練習生たちも合流してテーマ曲を披露し、卒業セレモニーも行われました。

そして、視聴者投票上位11人のデビューメンバーを発表。日本人6人のうち、2位サンタ、3位リキマル、4位ミカと、いずれもエイベックス所属の3人のデビューが決定しました。1位のリュウ・ユは2位以下に900万票以上の大差をつけて圧勝。「テーマ曲のセンターを務めるとデビューできない」という番組のジンクスを、ついに破った歴史的瞬間でした。

『INTO1』ファーストパフォーマンス

ここからは、デビューメンバー11人のプロフィールと名場面を紹介していきます。
◆INTO1メンバープロフィール&名場面集

1位:リュウ・ユ(劉宇/Liu Yu)…2595万9880票

中国舞踊を優雅に舞う気品あふれるセンター
順位推移7位→ 6位→1位→1位→1位→4位→1位→1位→【1位】
生年月日:2000年8月24日(20歳)
出身地:中国・安徽省
身長:174センチ
独占コメント:僕たちINTO1は、背が高い人もいればイケメンもいるし、ラップ担当から振り付けの先生まで、本当になんでもできる最強のボーイズグループです。
名場面【1】:真っ赤な漢服で優雅に舞う クラス分けパフォーマンス
4歳から16年間続けてきた中国舞踊仕込みのしなやかなダンスパフォーマンスと、気品のある顔立ちで番組初期から王子様オーラを放っていたリュウ・ユ。最初のクラス分けパフォーマンスでは、真っ赤な漢服に身を包み、扇子や布を使って東方文化を表現する優雅なステージを披露。練習生やメンター、視聴者を魅了しました。
練習生やメンターのリクエストによる追加パフォーマンスでは、シュエ・バーイーとともに即興のクラシックダンスを披露。サンタも参加しての即興コラボで会場は興奮のるつぼと化し、応援王となりました。
名場面【2】:ジンクス打破への第一歩 番組テーマ曲のセンターに
エピソード4のテーマ曲パフォーマンスでは、メンターによってAクラスに選ばれ、さらには練習生たちの投票によってセンターに選出されました。リュウ・ユは「本当にとてもうれしいです」と喜びつつ「少し不安もあります」と本音を口にします。『創造営』シリーズでは、テーマ曲のセンターを務めるとデビューメンバーにはなれないというジンクスがあるからです。しかし、リュウ・ユは「でも今回は違います。これまでのパフォーマンスで3回もA評価をもらいました。だからわたしはこの決まりを破る1人目になります!」と力強く宣言し、のちに誕生する「INTO1」のセンターへの第一歩を踏み出しました。
名場面【3】:美しすぎて泣ける 第2回公演『孤島になった鯨』
ダンス専攻の『孤島になった鯨』チームをセンターとして引っ張り、5人で優美なダンスを披露します。リュウ・ユのリーダーシップがチームメイトのポテンシャルを引き出し、メンターたちは「オーマイゴッド!」を連発。別室で見ていたサンタやリキマルも「リュウ・ユ強い……」と脱帽します。
感情のこもったパフォーマンスを終えると、メンターのジョウ・ジェンナンは「バトルをしに来たんじゃなくて、パフォーマンスを披露しに来た人だ」と、リュウ・ユの練習生の域を超えた表現力に感服。ニン・ジンは涙ぐみながら「天才。優秀すぎる」と賛辞を贈り、応援王にも選ばれました。
デビューメンバー決定直後のスピーチ(抜粋)
僕は生まれつきのNo.1ではないです。僕は天賦の才能を持つ人をうらやましく思います。でもきょう僕がここに立って皆さんに伝えたいのは、天賦の才能はもちろん大事です。でも「したい」と思うことのほうがもっと大事です。僕はこの11人の中の一人になれて光栄に思っています。だから僕たち11人はきっと、きょうより優秀になり、もっと自分たちに厳しく要求し、たゆまず自分たちの能力を高めてこそ、このグループの初志を果たすことができます。

真のインターナショナルグループは、ただいろんな国から人が集まっているのでなく、実力と影響力、そして社会貢献力でグローバルに展開できることと信じています。僕たちはこの方向を目指して努力します。僕たちのグループは時間があまり多くはない(活動期間2年)ことを知っています。それでも僕はこの短い時間の中で、みなさんの心の中で、最も大きく響く名前を残したいです。僕はついに、“呪い”(主題歌センターになるとデビューできないジンクス)を破ったぞ!
リュウ・ユ 振り返り動画

2位:サンタ(賛多/Santa)…1661万1343票

日本が世界に誇るトップダンサー
順位推移:4位→2位→2位→2位→4位→2位→2位→2位→【2位】
生年月日:1998年3月11日(23歳)
出身地:日本・愛知県
身長:181センチ
独占コメント:番組を通じて、みなさんからたくさんの幸せをもらいました。これからは、僕とINTO1の仲間たちで皆さんに幸せを返していきます。日本からも応援を、どうぞよろしくお願いします!
エイベックス所属の日中混合4人組グループ「WARPs UP」(ワープスアップ)のメンバーで、ダンス歴19年。世界最高峰のダンスバトル『STREET DANCE KEMP EUROPE 2015』で史上最年少(17歳)優勝したのをはじめ世界大会3冠。ダンサーとしてSHINeeテミンのミュージックビデオに出演歴があり、俳優・小栗旬の親戚であることも話題に。ファイナルのソロステージでは、宿舎の405号室でルームメイトだった親友ユー・ヤン(第2回順位発表で脱落)が作詞作曲した『離刻』に自ら振り付けしたダンスを披露し、「405号室」推しを感激させました。
名場面【1】:言葉の壁に苦しんだ 第1回公演『Yummy』
メンバー決めの際、「これから『Yummy』を選ぶ人はハードだと思うけど、気合いを入れて選んでください」と呼びかけたが、それが翻訳されずに伝わっていなかったことが、のちに判明。厳しい練習でチームを率いたため、メンバーとの亀裂が生まれてしまいます。意見をぶつけあい、距離を縮めてステージに挑んだものの、メンターからはチームワークを指摘されてしまいました。
その後のインタビューでは「練習のとき、“自分が中国語をしゃべれていたらこの問題は起きなかったのに”ということが何度もあった」と言語の壁に苦しんだことを明かしました。
名場面【2】:まるでミュージカル 第3回公演『NANA PARTY』
「『創造営』で学んだのは、勝ちが唯一ではないってこと。最初はすごい勝ちたい気分だったけどあんまりうまくいってないように思えた。今回楽しめばいいんだと思ってやっている」と気持ちを切り替えて臨んだ第3回公演では、女優マオ・シャオトンをゲストに迎え、明るく楽しい楽曲『NANA PARTY』を披露。軽快なペアダンスでも視聴者を楽しませました。
メンターのジョウ・シェンは「ミュージカルを見ているような感じでした。ダンスが得意ではないメンバーも楽しんでいた」と高評価。楽しみながらチームを率いたサンタが応援王となりました。

デビューメンバー決定直後のスピーチ(抜粋)
力丸と一緒にデビューできて本当にうれしいです。僕には夢があります。世界に伝えたい。「ダンサーにはたくさんの可能性がある」と。きょうここに立って、世界中のダンサーの皆さんに自信を与えることができると思っています。僕たちはできるんです!

みんなの“サンタ”クロースのような存在になりたいんです。でも僕は毎朝起きたらプレゼントを開けたような感覚で、毎日みんなから、たくさんの幸せ、うれしさ、サプライズ、愛をいただいています。本当に感謝しています。きょうからはみんなと一緒に“サンタクロースグループ”になって、一緒に世界へ行き、みんなに希望、サプライズ、夢、愛、たくさんのプレゼントを与えたいです。愛しています。ありがとうございました。

サンタ 振り返り動画

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