自宅の鍵を取り上げて部下を残業させたり、オセロ惨敗に笑顔で盤をひっくり返したり、様々なシチュエーションの“サイコパス”動画を発信しているサイコパス梅垣。YouTubeとTikTokの総再生数は約1億回に及び、「まじでイカれてる奴」「狂気を増しててすき」「マジで全部面白すぎる」などのコメントが多数寄せられている。普段は会社に勤める梅垣氏が、サイコパス動画を発信し始めたきっかけとは。反響とともに聞いた。

1発目から今までにない大きな反響　完全なる“サイコ”感演出の秘訣とは

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――“サイコパス”動画を発信し始めたきっかけを教えてください。

同僚が、ある撮影の日にジェンガを持ってきてくれたんです。「折角持ってきてくれたのだからネタに使おう」と２人でアイディアを出し合いました。そこで閃いたのが「サイコパスというキャラでネタを撮る」というアイディアです。結果は今までにない高評価。それがサイコパス梅垣の始まりでした。

――反響はいかがですか。

友人から「なにやってるの笑」という連絡はかなりきました。中には「今まで（サイコパスだということに）気付くことができなくてごめんね」と謝る友達もいましたね（笑）。

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――毎度多くのコメントが寄せられていますが、印象に残っているコメントはありますか。

「女殴った後に『ごめんね、でも君はもっと綺麗になれると思うんだよ。その為にね。我慢してね。できる？ヨシヨシ、じゃあご飯食べようか。俺が作るよ』って言って美味しいシチュー作ってそう」ですね。この想像力のあるコメントには驚きました。あまりに印象に残ったので、再現動画も撮りました。

――「まじでイカれてる奴」「狂気を増しててすき」「完全にサイコパス」などのコメントが見られますが、“サイコパスらしさ“はどのように演出されていますか。

あえて何も意識しないようにしています。　何か意識すると表情が硬くなってしまうので（笑）。

――普段、ご自身の中に“サイコパス”要素を感じることはありますか？

ノーコメントで。

いつアカウントを消されてもおかしくないサイコパスコンテンツ…「スリル満点な毎日」

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――これまで反響の大きかった動画を教えてください。

「部下を残業させる方法」「サイコパスの凡ミス」「結婚式に現れたサイコパス」ですかね。

――動画のシチュエーションや内容はどのように決められていますか。

物を見る度に「サイコパスならどんな使い方をするか」と考え、30秒から1分のネタに落とし込んでいます。ただ、その中でも「アカウントが凍結される可能性がないか」十分吟味した上で撮影に取り掛かります（笑）。他にも、私の実体験に基づいた"ネタではない"動画もあるので是非探してみてください（笑）。

――参考にされている“サイコパス”がいれば、教えてください。

映画『ノーカントリー』のハビエル・バルデムさん。映画『アメリカンサイコ』のクリスチャン・ベールさん。ドラマ『ハンニバル』のマッツ・ミケルセンさんです。

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――「サイコパス」コンテンツは、今、人々の間でどのように捉えられていると感じますか。

コミカル性あるものとして受け入れられつつあるのかと思います。私がその先駆者になれるよう、これからも邁進していきたいです。

――サザエさんのホリカワくんなど、「サイコパス」ネタは何かと盛り上がります。「サイコパス」ネタの面白さはどのようなところにあると感じますか。

あくまで個人的な意見ですが、常軌を逸する気持ち悪さだと思います。私にはまだそれが足りないですね（笑）。

――梅垣様にとって、サイコパス動画の撮影や制作はどのような時間になっていますか。

楽しい時間になっています。いつアカウントを削除されてもおかしくないコンテンツを扱っているため、スリル満点な毎日を送れています。このような機会を与えてくれたSNSには本当に感謝しかないですね。

――サイコパス動画を通して、どのようなことを伝えたいですか。

画面の向こう側の人間が笑って、元気になってくれれば他に望むことはありません。