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アンガールズ山根、紆余曲折経ての20年と相方への想い「コンビでホームランバッターでなくてもいい」

 かつてガリガリキャラで知られたアンガールズの山根良顕が、昨年12月放送のNHK総合『みんなで筋肉体操 生放送フェス』に出演し、驚きの細マッチョ体型に肉体改造を披露して大きな反響を呼んだ。私生活では5歳の娘を持つ父親で、良きパパとしての好感度も上昇中だ。お笑いコンビとして活動20年を超えた現在、田中卓志への想いや自らの立ち位置についてどのように考えているのか聞いた。

軽い気持ちで始めた筋トレ、プロレスラーくらいパンプアップして面白さを出したい

──ご自身のYouTubeチャンネルでの筋トレ企画ももう1年半くらいですよね。もともとマッチョに憧れがあったのですか?

山根良顕 いや、特に痩せていても困ることはなかったし、もともとがグータラな性格なので鍛えようと考えたこともなかったんです。YouTubeチャンネルを立ち上げるにあたって、芸人仲間から「山根がめっちゃムキムキになったら面白いんじゃないのか?」と提案されて、軽い気持ちで始めたというのが正直なところです。そういう意味では、見た目は今が一番面白くない時なんですよ。

──面白くない見た目とは?

山根良顕 極端なガリガリから、ようやく普通体型にたどり着いたところなので。だからこれからもっと、それこそプロレスラーの棚橋弘至さんくらいパンプアップしたら、さらに面白いと思ってもらえるんじゃないかと。

──なるほど。筋肉キャラなど体型も芸人の面白要素になりますもんね。

山根良顕 ただ僕にその“才能”があるかどうか…。というのも消化吸収が異常に悪くて、1食ご飯3杯くらい食べないとすぐ痩せちゃうんですよ。ある程度、体脂肪がないと筋肉も付かないので、今は胃腸薬を飲みながら頑張っています。

──ちなみに相方の田中さんは山根さんの肉体改造をどうおっしゃってますか?

山根良顕 田中とは大学時代からの仲で、僕のグータラぶりも熟知しているので、「こんなに続くとは!」と驚いていますね。ただ田中は健康よりも面白さを追求しているタイプなので、「俺はガリガリで笑ってもらえているから、筋トレはしない」と言っていました。でも、この間お正月番組のコントで上半身裸になった時に、自分の乳首の位置が下がってることにショックを受けていましたね(笑)。お互い40過ぎましたし、年齢なりにたるんできているってことですよね。

お笑いコンビは、2人揃ってホームランバッターでなくてもいい

──最近の山根さんといえば、1月1日放送の『内村&さまぁ〜ずの初出しトークバラエティ 笑いダネ 』(日本テレビ系)で「朝まで泥酔」「パチンコ借金」など、かつての意外なクズエピソードが話題を呼びました。

山根良顕 隠していたわけじゃないんですよ。わざわざ話す機会がなかっただけで、田中をはじめ周りの芸人仲間は「山根はこうだよな」ってみんな知っていましたから。

──芸の肥やしのために破天荒な生活をしていたところも?

山根良顕 たしかに、何か面白エピソードができればと思ってハチャメチャにやっていたところはありました。でも、大して芸の肥やしにはならなかったですね(苦笑)。

──チャイルドカウンセラーの資格を取得し、子育てに積極的に参加する現在の良きパパぶりからは想像もつかないです。

山根良顕 独身だった頃は、「明日死んでも満足できる人生だった」と思っていたんですよ。アンガールズとしても、おかげさまでたくさんの人に知ってもらえましたから。だけど今はやっぱり娘の成長を見届けたいし、奥さんと楽しいこともたくさんしたい。守るものができると自ずと生活態度も変わりますよね。

── 一方で相方・田中さんはますますお笑いに邁進している印象ですが、独身だからというのもあるんでしょうか?

山根良顕 田中はお笑いに対してすごく真面目で、それこそ命や人生をかけて笑いを追求してるところがあるんです。それが(結婚への)ネックになってるのかはわからないですけど、大変そうだなと思う時はありますよ。そろそろ結婚したいって言っているので、できたらいいなと思って見守っているんですけどね。

──芸歴20年を超えて個々の活動も増えていますが、田中さんのピンでの活躍に嫉妬することはないですか?

山根良顕 コンビは、2人揃ってホームランバッターじゃなくてもいいと思うんですよ。最初は僕もネタ作りに参加していたんですが、田中には面白いことを考える才能が抜群にあるってわかったし、任せたらやっぱり上手くいったので。アンガールズとしては田中に引っ張ってもらってきた部分は大きかったです。そこに何かしらの面白さや笑いのエッセンスを足すのが僕の役割であって、そうやってコンビのバランスって取れるものなんじゃないかな、というのが20年やってきて思うことですね。

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