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おいでやすこが、“ピン芸”が漫才で認められた戸惑いも「僕のピン芸人人生ってなんやったんや」

正式なコンビを組まない理由とは「息を合わせないから僕らの漫才は成立している」

  • ピン芸人はやめないと公言(C)吉本興業株式会社

    ピン芸人はやめないと公言(C)吉本興業株式会社

 おいでやす小田はM-1準優勝に輝き、おいでやすこがとしての仕事が増えている今も、「ピン芸人は軸としてやめない」と公言している。その理由は、ピン芸人になった12年前、「コンビは向いていないということをハッキリ自覚したから」。一方のこがけんも、コンビでの漫才からスタートし、紆余曲折を経て、「自分の得意なものに特化するしかない」という思いから、ピン芸人としてネタを磨いてきた。そんな2人だからこそのこだわりが、おいでやすこがの唯一無二の色になっている。

「正直な話、息を合わせないから僕らの漫才は成立しているんです。それがピン芸人とピン芸人である僕らの色だし、強み。交わって息が合うと色を消してしまうので、今後も交わる必要はないと思っています。仲良くならない方がいいんじゃないですかね(笑)」(おいでやす小田)

 おいでやすこがとしては’19年からライブ出演や、YouTubeチャンネルでコントを配信。ブレイクを果たし、さらなる活躍が期待されている今、最後においでやすこがとしての野望を聞いてみた。

「地方でもいいから自分たちの冠番組を持ちたいなという憧れはありますね」(こがけん)
「おいでやすこがでキングオブコントに出場したいです。2005年くらいからユニット組んで、エントリー用紙は送ってたんですけど、ピン芸人の即席ユニットの出場は不可らしくて全部はじき返されましたね。でも我々はYouTubeで約1年活動している実績もありますし、いけるんじゃないかと思ってます」(おいでやす小田)
  • おいでやすこが(C)吉本興業株式会社

    おいでやすこが(C)吉本興業株式会社

「1分1秒でもお笑いをやっていたい。そして、お笑い界の歴史を変える存在になりたい」と語る2人からは、お笑いに貪欲で、そして何よりもお笑いが心から好きだという思いが伝わってきた。

「今後、ピン芸人ユニットがM-1の決勝に出たら、第2のおいでやすこがって言われるでしょうからね。そういうふうに僕らが出てきたことで何かが変わっていけばいいなって思います」(おいでやす小田)

 初の決勝に進出したピン芸人ユニットとして、間違いなくM-1の歴史を変えたおいでやすこが。ピン芸人同士のユニットというスタイルを貫き、新しいお笑い芸人の形を世に示した2人が、キングオブコントでも新たな歴史を作る日も近いのではないだろうか。


(取材・文/河上いつ子)

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