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オリコンニュース
「オバサンが必死に不妊治療して…」世間の偏見と誤解に挑む、マンガ作者の葛藤
性教育を立て直さないと、不妊の女性はますます増える…
駒井さん私自身、学校の授業が嫌いだったんですね。理由は面白く教えてくれなかったからだ、と強く信じていまして(笑)。大事なことを伝えるにしても、まずは興味を持ってもらわなければいけないと思うんです。それに、実際に妊活されている方は、漫画の中でまで苦しい思いはしたくないでしょうしね。
──将来的に子どもが欲しい方には、不妊治療をする/しないに関わらず、とても勉強になる内容です。
駒井さん突き詰めると、すべては教育の問題だと思うんですよ。先ほど私も「排卵日と妊娠の関係を知らなかった」というお話をしましたが、日本の性教育は学校によってものすごく格差があり、せいぜい「性病と避妊のためにコンドームを使え」と教えてもらえればいいほうだと思うんですよ。
──本作にも"ヤンキー校"出身の女性が、友だちの間でまかり通っていた誤った性知識について明かす場面がありますね。
駒井さん自然妊娠した友だちから、「ヤッたあと足上げてる?」とアドバイスされることも“あるある”のようで(苦笑)。そういった的外れな妊活論が、今なお囁かれているんですよね。不妊治療の保険適用や助成金などの議論は、もちろん重要です。だけどそれは正しい性教育を受けられなかった方々への社会保障であり、日本の性教育をきちんと立て直さなければ、不妊の方はこれからますます増える一方だと思います。
──本作を教科書にしてほしいくらいです!
駒井さん若い子にもぜひ読んでいただきたいし、近い将来には「当たり前のことしか書いてないじゃん」と思われるくらい、生殖についての知識が広がっているといいなと思います。ただし妊娠というのは複数の要因が重なって実現するもので、最終的には運なんですよね。だから「私はこうして不妊治療に成功しました!」という体験談は参考にできても鵜呑みにはしないほうがいいと思います。我が家も「もし妊娠しなかったら2人で生きていこう」という話し合いをしていましたが、そういったことを含めたライフプランを組み立てる力を養うのも性教育の役割だと思います。
『妊活夫婦』 (外部サイト)
マンガ・ノベルアプリ『comico』にて毎週土曜日に連載中。
幸田栄子(32歳)。結婚2年目で妊活を開始するもなかなか妊娠できず、不妊治療を勧められる。仕事、友人関係でのトラブルなど、妊活に伴って様々な困難に遭遇し、妊活・不妊治療に協力的でない夫・一郎と離婚を考え始める。一見幸せそうに見える家庭の裏側を描く、妊活・不妊治療ドラマ。
マンガ・ノベルアプリ『comico』にて毎週土曜日に連載中。
幸田栄子(32歳)。結婚2年目で妊活を開始するもなかなか妊娠できず、不妊治療を勧められる。仕事、友人関係でのトラブルなど、妊活に伴って様々な困難に遭遇し、妊活・不妊治療に協力的でない夫・一郎と離婚を考え始める。一見幸せそうに見える家庭の裏側を描く、妊活・不妊治療ドラマ。