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瑛人を作る“3つの言葉”…ハンバーガー、仲間、音楽 「香水のヒモ」から、いつか「瑛人となら結婚OK」と言われたい

本当にお前が、『香水』歌ってんの?――家族・友人の変わらなさが頼りに

――お忙しい中でも、バーガー愛を保ち続けていらっしゃるようでなによりです。話は変わるのですが、瑛人さんはご友人とお酒なんかを呑みながら、よく「遊び」でセッションをされるそうですね。それって今もできていますか?
瑛人一昨日もやりましたよ。動画ありますけど、見ます?(携帯を取り出し、動画を再生する)

――うわ、めちゃくちゃ素敵ですね。アコースティック・ギターにあわせて、みなさん歌ったり、ラップしたりして。リラックスした雰囲気で。
瑛人そうそう。これやってるときは、めちゃくちゃリラックスしてますね。呑んでる場にギターがあったりすると「弾いてよ!」ってなって、急に始まることが多いんですけど。適当にコードをループで弾いてもらいながら、そこに歌のせたり、ラップのせたりする感じでやってます。

――こういうセッションって、瑛人さんの楽曲制作のプロセスにも近いところがあると思うのですが、昔からやっていたんですか?
瑛人生楽器でセッションっぽい形でやりはじめたのは、20歳の頃、音楽の専門学校に入って楽器弾ける仲間ができてからですかね。でも、高校生の頃から似たようなことはやってて。休み時間に2〜3人の仲間で、携帯からYouTubeで見つけたビートを適当に流して、その上に言葉をのせていくみたいなことはやってました。

――へー、サイファー(ヒップホップ用語で、複数人で輪になり即興ラップをすること)的な感じで。
瑛人そう、サイファーですよね。でも、俺はその場で韻を踏んだりとか、ラップがすぐに出てくる、頭の回転が速いタイプじゃなかったので。最初っから歌とかメロディを歌うスタイルで勝負してましたね。

――瑛人さんの音楽的な原体験は、お兄さんがカラオケで歌ってらっしゃった清水翔太さんの『HOME』に感動されたことにあるそうですが、やっぱりご兄弟からの音楽的な影響って大きいですか? ちなみに、一番人生で一番ヘビロテした曲は何ですか?
瑛人兄貴達からの影響は大きいかもしれないですね。ヒップホップとかR&Bに興味をもったのも兄貴達が聴いてたからだし。人生で一番ヘビロテした楽曲は……なにかなぁ……Akon(エイコン)の『Don’t Matter』かな。<Nobody wanna see us together/But it don’t matter, no>(口ずさむ)。めちゃくちゃいい曲ですよね。

Don't Matter (Official Music Video)/Akon セネガル出身、アメリカのR&Bシンガーソングライター/音楽プロデューサー。

――Akonは2000年代に精力的に活動していたアーティストですが、そう考えると、1997年生まれの瑛人さんが彼を好きになるのは少し早熟な感じがしますね。
瑛人あぁ、でもそうかもしれませんね。ハンバーガー屋の店長さんもそうだったんですけど、俺、10個ぐらい年上の先輩と仲良くなって色々教えてもらったり、遊んだりするケースが多くて。逆に年が近い先輩とはあんまり仲良くなれないんですけど(笑)。

――ご家族やご友人は、今年の瑛人さんのブレイクをすごく喜んでいるんじゃないですか?
瑛人そうですねぇ。最初は「スゴい!」とか「いいねぇ!」って言ってましたけど……最近はあんまりそういう話しないっすね(笑)。この間もみんなで飲みに行ったお店で『香水』が流れてたんですけど、誰も何の反応もコメントもせずに普通に会話してて。だから「あー、みんな、そういう感じね」って思いました(笑)。

――周囲の人たちは、瑛人さんが有名になってもあまり変わらずにいてくれているんですね。
瑛人全然変わらないですね。ちょっとめんどくさいなって人もいますけど。友達からはいまだに「本当にお前が『香水』歌ってんの?」って言われたりします(笑)。……まぁ、いつもちんちん出したりとか、変なこと言ったりしてる人間なんで、自分と曲とが結びつかないのかもしれないです(笑)。

――そういう変わらない態度で接してくれることが頼りになりますよね。
瑛人なってますね。みんな、なんだかんだ「体調に気をつけてね」とか「身体、壊さないようにね」とか、気にかけてくれるので。本当にありがたいです。

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