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『たべっ子どうぶつ』愛が深すぎるデコクッキーに35万いいね、国内外の子どもたちから喜びの声
「どう見たら動物になるんだろう?」子どもの頃の自分へのアンサーとして制作
【spさん】理由は3つあって、まず単純に『たべっ子どうぶつ』をアイシングクッキーにしたらすごく可愛いはずだと思いました。次に、子どもの頃、「WOLFって書いてあるけど、どう見たらオオカミになるんだろう?」と感じていて、大人になった今、その動物が描けたら過去の自分へのアンサー的な作品になるかなと感じました。最後は、アイシング前と後で見比べられるように、子ども向け番組のクイズコーナーのような動画に仕上げたら、子どもにも大人にも楽しんでもらえそうだなと考えました。
――最初に作った動物は何だったのですか?
【spさん】オシドリが一番難しいと予想し、最初に手をつけました。色を乗せる順番や時間差を慎重に考えて作りましたが、乾燥させているうちにお腹がひび割れて…。作り直しもしましたが、ひび割れ個体が一番かわいく仕上がったので、それを公開してしまいました。
――思ったよりも手軽に作れた動物は?
【spさん】クジャクは、下書き通りに作ったら重たいデザインになってしまったため、線で透かし模様のようにして軽い印象に作り変えました。細かくて大変そうに見えるかもしれませんが、線は乾燥させても変形しにくいので意外と楽です。
――特にお気に入りの作品などはありますか?
【spさん】ほとんどみんな好きですが、特に鳥全般は上手く作れたと思います。形がシンプルで描きやすいですし、色や模様で遊べて楽しかったです。
「これで作るしかない!」 『動物四十七士』を見つけてアイシング制作の決意が固まった
【spさん】アイシングクッキーは、クッキー部分の油がクリームに染み出して変色させてしまうことがあるんです。なかなかデザインが決まらず、「たべっ子どうぶつは油分多めだし、どうせきれいにアイシングはできない」と自分に言い訳していた2019年の夏、『動物四十七士』というアイシングにぴったりな商品をたまたま見つけて…。調べたら「たべっ子どうぶつ」と同じ動物で構成されている上に、コアラが入って一種類多いと知り、「これで作るしかない!」と決意を新たにしました。
――アイシングクッキーの投稿をして、嬉しかったコメントはありますか?
【spさん】子どもの頃、早起きをして観ていた『ウゴウゴルーガ』というTV番組があり、それにあやかって放送時間と同じ毎朝6時10分に一匹ずつ公開をして、子ども番組っぽさを演出したつもりです。完成度を上げたくて、途中からプロの作曲家さんにBGMも作ってもらいました。そのため、「子どもと一緒に楽しく観ています!」という感想は、涙が出るくらい嬉しかったです。
――お子さんも楽しめる動画ですもんね。
【spさん】いいねやコメントには本当に感激しましたが、海外の方もたくさん見てくださったのが想定外の喜びでした。国内外の皆さんの『たべっ子どうぶつ』への愛を感じられたり、エピソードを知れたりするのがすごく楽しかったですね。「いいお菓子だよね!」と世界中の人と言い合えたような、幸せな気分です。