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藤井隆、歌手20周年 “吉本芸人のはぐれ者”を救った『ナンダカンダ』の裏側「直前まで拒否していた」

 藤井隆がシングル「ナンダカンダ」で歌手デビューして今年で20周年を迎えた。これを記念して、1stアルバム『ロミオ道行』をひっさげた自身初のコンサートの模様が初Blu-ray化、更には当時所属していたアンティノスレコード時代にリリースされた全音源をリマスタリングしてCDにコンパイル。Blu-ray+CDの2枚組の作品『ロミオ道行』(Concert Movie + All Time Songs CD)が12月16日にリリース。"吉本芸人"でありながら、俳優、歌手、音楽プロデューサーと、その枠に収まらないマルチな活躍を見せるエンターテイナー・藤井隆は自身の"肩書き"をどのように見ているのだろうか。

「発売後すぐに売れたわけじゃない」新人歌手として寝る間を惜しんで行った挨拶回り

  • 「ナンダカンダ」

    「ナンダカンダ」

 先月、藤井隆のデビューシングル「ナンダカンダ」のフルMVがYouTubeで公開されると、再生数は280万を突破。リリースから20年経った今、「なんだかんだ叫んだって やりたいことやるべきです」という歌詞が、何かと閉塞感のあるこの時代にフィットしたのか、「色褪せない名曲!」「元気をもらった」と再び反響を呼んでいる。

 きらめくサウンドにフレッシュな歌声。そして何より、ステージを踏みしめ、汗をダクダクに滲ませながら歌い踊る藤井のまっすぐなパフォーマンスはグッと胸を打つものがある。2000年リリースの同曲は老若男女に親しまれ、同年末には紅白出場を果たした。しかし藤井は、「『売れた』のではなく、『売ってくださった』んです」と振り返る。

「いわゆる"企画モノ"という表現は好きではありませんが、その域を明らかに超えるキャンペーンをしてくださいました。音楽番組や音楽専門雑誌といった華やかな場もたくさん出させていただきましたが、何より全国のラジオ局や有線放送へのご挨拶やレコードショップのポップ書きなど、"新人歌手"としてのマナーと流儀をイチから教えてくださったのはかけがえのない経験です」
 当時、すでにテレビで観ない日はない売れっ子だった藤井。当然、"本職"ではなかった音楽の仕事は、その間を縫ってこなすことになった。

「テレビの収録が終わって音楽の取材に。その後は夜中まで歌とダンスのリハーサル。24時間をどう使っていたのか思いだせない熱狂の日々でした。私も寝てなかったけど、スタッフさんも寝ずに全力で付き合ってくださった。数字もすぐに出たわけではなく、『大阪では有線放送から火がつきました』とか『ランキングがちょっと上がりました』とか、スタッフさんと一喜一憂したのも本当にステキな思い出です」

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