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藤井隆、歌手20周年 “吉本芸人のはぐれ者”を救った『ナンダカンダ』の裏側「直前まで拒否していた」

「やりたいことをやるべきです」歌詞を具現化 「もう『無理です』なんて言わない」

 藤井はNSC出身ではなく、吉本新喜劇の劇団員オーディションで所属している。その出自からして”吉本芸人の王道"とはやや異なるポジションにあった。

「昔、吉本新喜劇の舞台に立たせてもらえている時間、自分は芸人なんだという実感を味わわせてもらえてたのですが、新喜劇以外の活動はどれも根っこが無い感じで、ふわふわしてました。毎日、目の前のことに取り組むだけで必死で歌もその一つでした。時が経って『ナンダカンダのCD持ってます』と言ってくださる方にお会いすると、本当に嬉しいですし、誇らしい気持ちになります」

 今や芸人の肩書きでは括れないほど多岐にわたる活躍をする中でも、音楽は特に思い入れを持って取り組んでいる仕事だ。「先輩方がリリースしてこられた歌で好きなものも多くあります。寛平師匠、さんまさん、ダウンタウンさん。中でもKOJI1200さん(今田耕司)のナウロマンティックは大好きです。私の場合はなにも分からずに始めてもらえた音楽活動ですが、ノーナリーブス・西寺郷太さんに『笑いはリズムやテンポが大切ですよね。芸人さんと音楽は昔から近いところにあるんですよ』と教えてもらいました」
「素晴らしい歌声を持ち、音楽を愛する芸人さんはたくさんいます。レーベルを立ち上げたのは、私が『ナンダカンダ』でさせていただいたステキな経験ができる場を芸人仲間に作れるように頑張りたいと思ったから。音楽リスナーである以上に"音楽の現場"が大好きになったのは、やはりあのとき一緒にお仕事をしたスタッフさんたちが全力で取り組んでくださったからなんですよね」

 迷いもあったという歌手デビューから20年。今はまさに「やりたいことやるべきです」を具現化した活動ができているのではないだろうか。彼の音楽に救われたファンは数多くいるが、一番その音楽に救われたのは藤井本人かもしれない。

「妻にも言われます。『お父さんはこの歌詞の通りですね』って。結果、本当にそうだったなと思います。だから新しいジャンルの仕事を用意してくださっても、もう昔みたいに『無理です』なんて言いません。迷うことはこれからもあるだろうけど、この歌を歌ってる人間が『できません』なんて言ってたらおかしいですから」

(取材・文/児玉 澄子)
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