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Snow Man岩本照、デビュー1年目の勢いにも満足せず「安全な道はつまらない」
ハードルは自分たちで上げ、乗り越える「良くも悪くもSnow Manっぽい」
だが、そんな生の声に触れながらも、SNSは「あまり見ない」とも。「そこで左右されすぎて自分がやりたいことがブレるのは嫌。いろんな情報が溢れすぎていて、自分の言葉が『そんなつもりないのに』という拾われ方をしちゃうと、じゃあ何も言わない方がいいのに、とか(自らが演じた)新吉みたいになっちゃう。良くも悪くも切り替えないと、自分が自分でいる意味がなくなっちゃう。なにか自分たちが番組を演らせてもらったり、それがトレンド1位になる、とかはもちろん知っていますが、そのためにやってるわけではない」とネットに対しては適度な距離感を保っている。
妥協のない姿勢は今までの、そしてこれからの『滝沢歌舞伎』にも表れるだろう。「滝沢くんが主演をしていた時と、昨年、自分たちがメインで演らせてもらった時の心境は違いました。去年は、プレッシャーもあったけど『本当にできるの? 大丈夫なの?』みたいな煽られ方が好きで(笑)。プレッシャーがないとやりがいを感じないんです。だから、初日の幕をあけて、舞台に入ってきた時は気持ちが良かった。
でも千秋楽では“やりきった感のなさ”というか、達成感はなかった。今までは千秋楽、おつかれ!みたいな感じがあったけど、『一旦休憩しましょう』みたいな感じ。今までは、目的地に向け、スタートして目的地が千秋楽。(前回は)目的地はないけど出発して、千秋楽は最初のサービスエリア。まだ始まったばかりという感覚があった。千秋楽は過ぎたけど、ここからすごい道のりになってくるぞ、みたいな感覚を鮮明に覚えています。
このインタビュー後、舞台『滝沢歌舞伎ZERO 2021』が来年4、5月に新橋演舞場、6月には御園座において劇場公演されることが発表された。これからのSnow Man、そして『滝沢歌舞伎』。ジャニーズの伝統を守りながらも、想像もできなかったチャレンジで驚かせ、新たなファンを獲得していく。ひとつの大きな経験を胸に、9人はこれからも高みを目指して歩んでいく。