ORICON NEWS
井ノ原快彦 “息子”道枝駿佑に“タメ口”を提案「彼に助けられた」
“息子”道枝駿佑の印象は「一生懸命に真摯に向き合っている人」
撮影では「最初から道枝くんは僕より大きかった。でも気付いたら大きくなってたっていう風にしたいなと。だからほとんど同じフレームに映る時は、どちらかが座っていたり離れていたり…背丈がわかるのは最後だけ」という工夫も。「最後のシーンだけ二人で芝居の話をしました。そしたらしっかり考えてて、このせりふってどういうつもりで言ってるのかな?と聞かれて、『僕はこう思うけど、それは僕が思うだけで、自分で思ったのでいいんじゃない』とかその1回だけでした」。自然体で親子関係を表現している。
「道枝くんの世代は僕らが感じていないようなことを感じている。物心がついた頃に震災があって、彼は関西出身なので阪神大震災の話も聞かされて育ったからこそ、感じていることもあるみたいです。お弁当というもののあたたかさ、親に作ってもらって食べていた人もいると思うけど、それも含めて当たり前ではない。俊美さんは福島出身で“食”に関して風評被害のこともも身近に感じていただろうから…ひとつの弁当のあたたかさと重みが映画のなかに詰まっているんだな、と思います」。