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井ノ原快彦 “息子”道枝駿佑に“タメ口”を提案「彼に助けられた」

“息子”道枝駿佑の印象は「一生懸命に真摯に向き合っている人」

映画『461個のおべんとう』に出演する井ノ原快彦と道枝駿佑(C)2020『461個のおべんとう』製作委員会

映画『461個のおべんとう』に出演する井ノ原快彦と道枝駿佑(C)2020『461個のおべんとう』製作委員会

 そんな道枝の印象は「一生懸命に真摯に向き合っている人。一緒に取材を受けた時にジャニーズのことを一生懸命考えていて。彼はジャニーズのことが好きだから、『ジャニーズもSNSを始めたけど、なぜ今までやっていなかったかってことをもう一度考えたい』って言っていて…。それはジャニーさんが守ってきたものでもあるから、僕はしっかり考えたい、と。それってイマドキの子にしたらすごいじゃないですか」と年下の後輩にも素直に敬意を表す。

 撮影では「最初から道枝くんは僕より大きかった。でも気付いたら大きくなってたっていう風にしたいなと。だからほとんど同じフレームに映る時は、どちらかが座っていたり離れていたり…背丈がわかるのは最後だけ」という工夫も。「最後のシーンだけ二人で芝居の話をしました。そしたらしっかり考えてて、このせりふってどういうつもりで言ってるのかな?と聞かれて、『僕はこう思うけど、それは僕が思うだけで、自分で思ったのでいいんじゃない』とかその1回だけでした」。自然体で親子関係を表現している。

映画『461個のおべんとう』に出演する道枝駿佑、森七菜、若林時英(C)2020『461個のおべんとう』製作委員会

映画『461個のおべんとう』に出演する道枝駿佑、森七菜、若林時英(C)2020『461個のおべんとう』製作委員会

 さて、コロナウイルス感染症が流行する前に撮影された今作には、コロナ流行前までには確かにあった「それ、ちょうだい」とおかずをつまむ、お弁当を一緒に囲むが描かれている。井ノ原は「これは、道枝くんも監督も言っていたのですが、コロナが撮影と公開の間に挟まることで、そこに残っている映像は当たり前ではなくなった。元々、“当たり前”なことはないけれど、それをより強く感じています」と話す。

 「道枝くんの世代は僕らが感じていないようなことを感じている。物心がついた頃に震災があって、彼は関西出身なので阪神大震災の話も聞かされて育ったからこそ、感じていることもあるみたいです。お弁当というもののあたたかさ、親に作ってもらって食べていた人もいると思うけど、それも含めて当たり前ではない。俊美さんは福島出身で“食”に関して風評被害のこともも身近に感じていただろうから…ひとつの弁当のあたたかさと重みが映画のなかに詰まっているんだな、と思います」。

映画『461個のおべんとう』に出演する道枝駿佑(C)2020『461個のおべんとう』製作委員会

映画『461個のおべんとう』に出演する道枝駿佑(C)2020『461個のおべんとう』製作委員会

 今、人々が世代を超えて感じていること、“当たり前はない”。当たり前じゃないからこそ、大切にしたい。誰かを想う気持ちのこもったお弁当を通してそれを感じさせてくれる作品になっている。

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