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川口春奈、過去の試練を乗り越え躍進 生来の“気高さ”でSNS強者にも
初主演ドラマ打ち切りにバッシングも…10代の川口に降りかかった「試練」
そんな彼女の女優人生は順風満帆とはとても言い難い。2013年の秋、川口はドラマ『夫のカノジョ』(TBS系)でゴールデン帯初主演を飾る。ところが視聴率低迷が続き、第5話で平均視聴率3.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。テレビ東京を除いた民放の連続ドラマワースト視聴率を塗り替えてしまったのだ。結果、第8話で最終回を迎え、ちまたでは「打ち切り」との声が多く囁かれた。
それ以前の深夜帯出演作を見ても、2011年に主演を努めた『桜蘭高校ホスト部』(TBS系)の初回が1.1%。一番よかった9話で4.0%と低い。同じく主演の2012年『放課後はミステリーとともに』(TBS系)は、ほとんどが1%台、2013年の『天魔さんがゆく』(TBS系)でも平均視聴率 1.5%と、振るわなかった。
以降、“低視聴率女優”のレッテルを貼られ、「素材はいいのにブレイクしない」イメージを固められた。そんな中、2014年に放送された『アナザースカイ』(日本テレビ系)で、こうした“視聴率騒動”にテレビで初めて言及。「気にしない、気にしないとは言っていましたけど、めちゃめちゃ気にしていたし、みんながフォローしてくれるのが逆に悲しかった」と渦中の心境を語っている。また、そこから思考を切り替え「これからもっといろんな場面に遭遇すると思うけど、負けたくないし、弱っている姿も見せたくない」とし、女優としての試練だったと受け止めていた。