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川口春奈、過去の試練を乗り越え躍進 生来の“気高さ”でSNS強者にも
「実家のコタツでまったり…」人気女優がリアルな“プライベート”を晒す姿にユーザーも感嘆
「川口さんはクールに見えて、実は情熱的なタイプ。情に厚く、0か100か、という性格で、ハッキリしていて嘘がつけない性格です。そんな彼女だからこそ、気持ちよく素の姿が受け入れられるのでしょうし、嘘がつけないからこそ、どんなことを言われようと自分らしくいられるのかもしれない。過去のインタビューを見ても「自分にしか出来ない色、出せない色が必ずあるはず」と話されており(『クランクイン!』/2016年)、YouTubeの成功も、その彼女の“色”がユーザーに受け入れられたのだと思います」(衣輪氏)
デビューしてから、主演のドラマが立て続けに視聴率が低く、低視聴率女王とのレッテルもあった川口だが、それは主演1人の責任ではない。ほかにも様々な理由があったはずだ。それでも主演という肩書が彼女に責任を背負わせてしまった。しかし、彼女はそれを“試練”として受け止め、自分を信じる姿勢を貫き通した。遠回りした感はあるが、過去の試練が現在の彼女の“気骨”につながり、大きな飛躍をもたらしたことは間違いない。先日、アルマーニの広告モデルに、黒木メイサ以来11年ぶりに日本人女優として起用されたことも、川口の“強さ”や“気高さ”が評価された結果なのではないだろうか。
良くも悪くも、SNSがタレントにとって大きな影響力を持つ現代。SNSの様々なコメントを受け止めながらも、自分を信じ、自分らしさを貫くことのできる、川口春奈の“気骨”こそ、SNS時代に生きるこれからのタレントに必要なものかもしれない。それは芸能界に限らず、そんな現代を生きる我々も、身につけておくべきものと言えそうだ。
(文/西島亨)