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コロナ禍で変化、保護動物の譲渡会の今「悪徳業者」や「嘘」への注意喚起も

マルチーズのまたわり。膀胱結石の手術を受けたが今では走り回るほど元気

マルチーズのまたわり。膀胱結石の手術を受けたが今では走り回るほど元気

在宅率上がり里親希望が増加、悪徳業者や「嘘」も…

 コロナ禍によって在宅率が上がり、「里親になりたい」という申し込みも2〜3割ほど増加しているという。動物の行き先が増えるのは良いことだが、その反面、「困った相談も増えている」そうだ。

 「譲渡と偽って、ブリーダーやペットショップで売れ残った動物を販売している悪い業者がいるんです。中には障害や疾患がある動物もいて、『保護動物だと言われて引き取ったけど、調子が悪くて…』と相談を受けることもあります。皆さん優しい気持ちで保護動物を求めてこられるのに、こうした悪い業者に引っかかってしまう危険性もあるので気をつけてほしい。引き取る側も自分を守るために、その子がどうやってそこに来たか、病気はないのかなど、しっかり確認してほしいです」

 その一方で、譲渡の審査を潜り抜けるため、「嘘をついて里親になろうとする人」もいるという。

 「身寄りがない方から、『コロナで在宅になって寂しいから』『運動不足だけど、一人で外を歩くのには抵抗があるので、犬を飼いたい』といった相談がよく来ます。でも、一人暮らしの方やご高齢の方は、その人に何かあった場合に動物の世話ができなくなってしまうため、譲渡の際の審査に通らないことも多いんです。そのせいか、本当は一人暮らしなのに『同居している家族がいる』と嘘をついて申し込む人も出てきました。動物が安心して暮らせるようにしたいだけなのですが、そういった相手の調査までしなくてはならないことには困惑していますね」

「保護動物を迎えたくても審査が通らない」、そんな人は?

熊本から来た猫、マスク

熊本から来た猫、マスク

 確かに、どこの保護団体でも、動物の譲渡の審査は厳しい。それは、動物たちが引き取られた後に安全に、幸せに暮らすために必要なことだ。だがその一方で、「保護犬・保護猫を飼いたいけれど、生活や仕事の都合で審査を通るのは難しい」という人も多い。友森さんは、そんな人たちに対してもアドバイスをくれた。

 「”飼う”ことに一番近いのは、私も以前やっていた預かりボランティアですね。預かった動物とお別れするときは寂しいけれど、それまでは一緒にいられますし、飼い主としての知識も増えます。もし何かの都合で面倒が見られなくなったら、団体に相談することもできます。ほか、住宅事情などで動物を預かることができない方は、動物を保護しているシェルターのボランティアをやってみるのも良いのではないでしょうか? 無理せず、できるところから動物と触れ合ってみることをお勧めします」

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