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小学生の息子がいじめの“加害者”に 学校からは「異常者あつかい?」親の苦悩を描くマンガで知る対処法
いじめる子は“問題”を抱えている場合が多い
大原由軌子さんお掃除の時間に2日連続で遅れてきた友だちに、正座を強要し、掃除用具室に閉じ込めたと聞きました。後から知ったのですが、そのクラスの元担任が、正座で反省させるという教育方針を取っていたらしく、それが子どもたちの間でも浸透してしまっていたそうです。
──相手の保護者から、いじめの「加害者」だと言われたときの心境は。
大原さんとにかくショックでした。どんな理由があったにせよ、「相手がいじめだと受け取れば、それはいじめ」というのがわが家の共通認識でしたから。そしてすぐに「私の子育てが間違っていたのだろうか?」という考えに至りました。
──ご自身を責めてしまった?
大原さんというのも、実は以前、息子はいじめの「被害者側」になったことがあったんです。その際に相談した小児専門の精神科医の先生から、「いじめる子は、友人関係なり学校なり、そして家庭なり、何かしら問題を抱えている場合がとても多い」というお話を聞いていたんです。
──つまり、まずは家庭の問題として捉えたわけですね。
大原さんまだ原因がわからない段階でしたが、もし家庭に原因があるのなら、親が意識することでいい方向に変えられるのではないかと考え、まずは家庭に向き合うことからスタートしました。