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薬師丸ひろ子や菊池桃子…朝ドラ契機に再び輝く80年代アイドル 需要高まる年配女性役

若手の発掘だけじゃない!実力あるベテラン女優の魅力を再確認できるフォーマット

 『セーラー服と機関銃』(1981年)で人気を得た薬師丸ひろ子の朝ドラ初出演となったのは『あまちゃん』。朝ドラの視聴者層を若い世代にも広げた同作で、10代の頃から映画やドラマで清純派として活躍し、40歳を超えてもそのイメージを保つ大女優・鈴鹿ひろ美を、自身のイメージと重ね合わせて好演。その印象的な演技から、再評価の機運が高まった。その後、『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(2019年)でNHK大河ドラマに初出演している。

 一方、『時をかける少女』(1983年)でデビューした原田知世は、『おひさま』や『半分、青い。』では当時と変わらぬ透明感のある清廉なイメージを保ちつつ、病弱だが優しく美しい母親役を体現。『紙の月』(2014年/NHK総合)では、パート先の銀行から1億円もの金を着服し、海外逃亡をはかる横領犯を演じるなど、役の幅を広げている。最近では、母親役だけでなく、SNS考察が話題になった主演ドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)での年の離れた夫・手塚翔太(田中圭)と妻・手塚菜奈役の若いカップルのような夫婦役の好演が記憶に新しい。

 このように朝ドラは、新たな才能の発掘や新進気鋭の女優のステップアップの場としての役割とともに、実力のあるベテラン女優の魅力を再確認できる場としてのフォーマットが確立されていることがわかる。

 こうした80年代アイドル女優の活躍の背景のひとつには、幅広い年代において顔と名前が一致する認知度を持つ、同世代女優への需要の高まりがある。母親役や年配女性役は、主人公の周囲のキーとなる役どころとなるケースが多く、どんなドラマでも必須かつ重要なポジションであり、なおかつ確かな演技力が求められる。配信ドラマのなどメディアの増加にともない作品数は増え続けているなか、同時に同役柄への需要も必然的に高まっている。そうしたなかで、演技が上手く、知名度があり、安心感や安定感がある、作品に箔をつける存在となっているのが、80年代アイドル女優なのだ。

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