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『逃げ恥』『愛の不時着』…コロナ禍でラブストーリーへの枯渇感 いつの時代も愛される普遍的な恋愛物語に高まるニーズ

コロナ後のドラマシーンで予想される“新たな恋愛ドラマ”へのニーズ

 コロナ禍の巣ごもり生活が後押しになり、動画配信サービスが活況を得るなか、Netflixの韓国ドラマ『愛の不時着』が異例のヒットとなっている。その背景には、“恋愛”がいつの時代にも共感を得る普遍的なテーマであることに加えて、いまの時世だからこそ人々に広く求められる要素がそこにあるからだろう。

 さまざまな困難を乗り越えて、ひたむきに愛する人のことを思う登場人物を視聴者は応援したくなるもの。登場人物たちに共感し、物語に没頭していくうちに、いつしか自分ごとのように感じ、さまざまな感情を揺り動かされる。それこそが恋愛ドラマのおもしろさであり、醍醐味だろう。また、現実社会にはどんなにがんばっても報われないことも多いからこそ、ドラマのなかでは、夢を見たい気持ちがある。貴島氏は「がんばっている人に報われてほしいというピュアな気持ちが今の時代にはある」と言うが、人々の心を温かく満たしてくれる恋愛ドラマには、コロナ後のこれからの時代により強く求められる要素がある。

 現在、新型コロナウイルス感染の「第2波」への危機感もあり、未だ安心できない状況が続いている。こうした状況下において、心の充足を求める多くの視聴者の間でラブストーリーへの枯渇感が広がり、そのニーズがより高まっていくことが予想される。リモート撮影という新たなドラマ制作手段を手に入れたいま、これまでとは異なるフォーマットの恋愛ドラマが、テレビ界をけん引していくことが期待される。

(文/武井保之)

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