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草花あそび『ハルジオンのレストラン』におままごと思い出すオトナ続出「刺繍みたい」

草花あそびで感じる自然への畏敬「こんなに素晴らしい素材はどこにも売っていない」

――inoriさんにとって、植物はどのような存在ですか。

inoriさん一緒に遊んだ植物は友達のように感じますし、出来上がった作品には愛着が沸き小さなペットくらいに情が移り、ごみとして捨てたりはできないので、感謝を込めて庭の土に返しています。市販の折り紙よりも美しい色合いの落ち葉や天然のもふもふの木の実、繊細でため息が出るほど美しい花びらなど、こんなに素晴らしい素材はどこにも売っていないと思ってしまいます。

――本当に素材の魅力をさらに引き出すような作品を多数作られていますよね。

inoriさん手触りや香りも楽しみ、自然の作り出す美しさを存分に感じて、その美しさを生かした何かを(できればその植物が認めてくれるくらいのものを)作ることができたらそれはとても幸せです。また、私は紙を作る発見も、繊維を織って布を作る技術も、染色も、その他たくさんの文明のもとになる発見が“植物でなんとなく遊ぶこと”から生まれたのではないかと思っています。あそびを通して植物に目を向け、それが自然への畏敬や学びに繋がれば嬉しいと思っています。
――草花あそびを通して、“植物のチカラ”のようなものも感じていらっしゃるのでしょうか。

inoriさん私は草花を観察し始めると、とても心が静かになります。自然が作った植物はどこまで詳しく覗き込んでも精緻に美しく作り込まれ、生き残るための知恵が詰まっています。その一方で、どうしてこのような進化を選んだのだろうと不思議に思う事もあります。時間を忘れて観察してしまいますが、とても穏やかな気持ちになります。

――外出自粛が続き、自由に遊べる場所が限られているからこそ、草花あそびは老若男女問わず楽しめる豊かな遊びかもしれませんね。

inoriさんそうですね。年が経ち、人の暮らし方が変わっても、大きく変わることがない植物を使っているので、子どもの頃に遊んだ遊びを大人になって遊ぶことも、お子さんやお孫さんに教えることもできることではないでしょうか。
――都会などでは自由に遊べる草花を見つけるのが難しい地域もあるかと思いますが、草花あそびのコツを教えてください。

inoriさん雑草は歩道の割れ目や道路の植え込みの下、マンションの緑地のすみなどで案外逞しく生えていたりもしますが、摘んでいいものいけないものの判断が難しいかもしれません。大きな公園などでは雑草であっても摘むことが禁止されている場合もあります。ですが、自然に落ちてくる落ち葉やドングリなどの木の実は持ち帰っても大丈夫な所がほとんどです。

――これからの季節、おすすめの草花あそびはありますか。

inoriさんこれからの時期、梅の木の下には青梅が、柿の木の下には小さな柿の実がたくさん落ちます。青梅に小枝で目や口をつけたり、柿の実を鶴や亀に見立てたり、マジックで顔を描くだけでも楽しいです。また、ザクロの木の下には赤いタコさんウインナーみたいな花が、タイサンボクの下には大きな茶色の皮のような花びらが、ナツツバキの下には白い花が丸ごとポトリと落ちます。どれもたくさんです。夏でも、葉っぱは色々な理由で落ちています。普段見過ごしそうな草木の落とし物を手にとって観察してみると、意外にとても可愛かったり、不思議だったり、想像力がかきたてられるかと思います。

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