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ORICON NEWS
仏教を“漫才”で伝える住職コンビが話題 YouTubeデビューでコロナ禍の想い語る
わかりやすいエピソードで“伝わる”ように…「漫才法話」誕生のいきさつ
弘紹さん藤岡くんとは、同じ浄土真宗本願寺派で、寺もご近所なんです。地区のお寺の定期研修会で、難しい法話をわかりやすく漫才形式で伝えてみたらどうか、と提案させてもらったのがきっかけでした。私は脚本担当でしたが、藤岡くんとコンビを組んだもう1人が急に出られなくなって、急きょ私が出演することになって。その様子がたまたま取材を受けて、地元の新聞に載っちゃったものですから、そのままズルズルと今に至るという感じです(笑)。
━━コンビ名の「CCQ」には、どんな意味があるのですか。
弘紹さん「仏説無量寿経」の「重誓偈(じゅうせいげ)」というお経の中に、師子吼(ししく)という言葉があるんです。お釈迦様が“獅子が吼えるがごとくお説教をされた”という一節なんですが、その言葉をとりました。
━━弘紹さんは、かつて大阪と熊本でタレント活動をされていたそうですね。教顕さんはお笑いの経験はまったくないそうですが、誘われた時はどう思いましたか?
教顕さん私は母校の龍谷大学で柔道の指導もしていたくらい、バリバリ柔道漬けの体育会系ノリですので、とにかく言われたらなんでもやると思われていたんだろうなと…。
弘紹さん実際、それまでなんでもやってくれていましたからね(笑)。お釈迦様のお話の時に、女装してくれと頼んだら、喜んでやってくれましたし(笑)。
教顕さん楽しいことをやるのは好きなのでね(笑)。京都に10年ほどいましたので、関西弁もある程度は話せます。ただ最初、ネタをやった時は難しくて、かなり心配でした。でも、回を重ねるにつれていろんなことがわかってきて、弘紹さんや見てくださった方々に助けられ、育てていただいて、今があるのかなという気がします。