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ハライチ岩井勇気の“塩の魔人コント”に続く反響、 腐りイメージ覆すギャップを解放

  • 岩井勇気(C)ORICON NewS inc.

    岩井勇気(C)ORICON NewS inc.

 先日放送された『史上空前!!笑いの祭典 ザ・ドリームマッチ2020』(TBS系)で、ハライチ・岩井勇気と渡辺直美が披露した「塩の魔人と醤油の魔人」なるコントが放送終了後も続けて話題に。恐怖を感じて泣いてしまう子どもや、家族で笑い合う様子を動画で撮影したもの、コントに登場した魔人を描いたファンアートなどが放送後、SNS上に続々とアップされ、「直美の良さが全面に出ていた」、「こんなときだからこそ笑いあえるコントがいい」と大きな反響を呼んだのだ。ネタを考案した岩井は、「毒舌」「腐り芸」「じゃない方芸人」といった“とっつきにくい”キャラから、エッセイや「マジ歌選手権」で見せる多彩な才能が評価され、ブレイクを果たしつつあったが、ここにきてついにイメージを大きく打ち破る“ギャップ”を見せているようだ。

「岩井の印象が変わった」という声も、『ドリームマッチ2020』の大きな反響

 「塩の魔人と醤油の魔人」コントでは、白塗りした『ドラゴンボール』魔神ブウ風の渡辺が、♪私は醤油の魔神だぁ〜♪とミュージカル(オペラ?)っぽく歌いながら踊り、続いて同じく白塗りの岩井(ピエロ風、またはお笑い芸人・ゴー☆ジャス風?)が、♪私は塩の魔神だぁ〜、最後にかけるとおしゃれに見える…♪と登場。そして、マグロの刺身や目玉焼き、シュウマイ、冷や奴、餃子といった料理が運ばれると、♪ここは私の出番だぁ〜♪とすべて渡辺が醤油をかけることになり、塩の魔神・岩井がスネて、イジけて、悲嘆に暮れる…といったオチで終わる。

 一夜限りのネタにもかかわらず、コントのBGMは岩井が「EDMを入れた、ゴシック調のやつで」と希望を伝え、音楽家のRAM RIDERが編曲。つい口ずさみたくなるような、どこか中毒性のあるトランスっぽい曲に仕上げている。いわば、“劇薬”といえるリズムネタ的なノリなのだが、渡辺は6月からミュージカル『ヘアスプレー』に主演する予定があり、歌唱スキルも持ち合わせていることから、渡辺の実力を100%活かそうとしたネタともとらえることができる。しかも、岩井自身が“一歩引いた”構成になっているので、渡辺の良さを全面的に出そうという岩井の意図が明らかに見てとれるのである。

 そしてテーマは、子どもでもわかる“塩と醤油”。とっつきにくいはずだった岩井が、日本人には一番身近な存在に化けることによって、お茶の間の笑いを一気にかっさらう…というまさかの展開となったわけだ。岩井のクリエイティブな才能や知的な部分、意外と可愛げなところがうまく反映されており、SNSでも「いままで岩井好きじゃなかったけど、今回は爆笑だった」という声が多数上がった。さらには岩井の塩の魔神姿は、知る人ぞ知るドイツの歌手・パフォーマーだった故クラウス・ノミとソックリなことからも、岩井らしいマニアックさが醸し出されていた。

▼番組放送終了後は、「塩の魔人」「醤油の魔人」がTwitterトレンドに

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