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(更新: ORICON NEWS

創刊50周年迎えた『anan』編集長語る“ブームの可視化” 田中みな実、高橋一生ら表紙モデルが続々ブレイクする理由

田中みな実、起用の理由は「努力を惜しまないストイックな姿勢」

──芸能人にとって表紙を飾ることはステイタスであり、それを機にブレイクを掴む例も多々あります。近年では「美乳特集」の田中みな実さんの"肘ブラ"が大きな反響を呼びました。

北脇編集長2017年9月20日号ですね。あのときは私たちも何が起こっているかわからないほど、編集部への反響がすごかったです。

──2017年当時の田中みな実さんは、“媚びている”“ブリッコ”などのネガティブなイメージもあったような…。編集長ご自身は当時、どんな意図で表紙に起用されたのですか?

北脇編集長田中さんに関する世間の声は、私もいろいろリサーチしていました。ただ彼女に紹介者を介してお会いした時、彼女がものすごく真摯にストイックに鍛えていること、女性として悩んでいられる事、喜んでいらっしゃる事はとても等身大で、当時のパブリックイメージとはまったく違う彼女の人物像に興味が湧いたんです。そして、彼女がいかに努力をしてあの魅力的なボディを手に入れたかということのお話を伺って、とても感動しました。自分のポテンシャルをより生かすために努力を惜しまない彼女の姿勢は、きっと世の女性の共感を得るはずだと考えてオファーさせていただいたんです。

──あの表紙をきっかけに、田中みな実さんに対する世間の印象は180度変わりました。

北脇編集長私の編集者としてモットーは、その人のポジティブな要素を全肯定すること。1人の人間を見たときには、どうしたってネガティブ(欠点)はあります。だけどそこをみるよりも、ポジティブ(長所)に寄り添い、そこに最大限寄り添って魅力として特集すれば、その人はもっともっと輝きますよね。なのでご一緒させて頂く場合、この方だったら、このテーマで、こういう撮影方法で…と徹底的に追求します。その一番の集大成であり、要となる部分が表紙です。『anan』の表紙にご登場いただく、スターの方と特集とを掛け算をして、ビジュアルとコピーを最大限良い形になるように挑みます。 

 例えば、美乳特集は毎年やっているんですが、形容詞的なコピーでその方を表していました。だけど田中さんにご登場いただいた号では、あえてニュアンスをそぎ落とした"美乳強化塾"。彼女の努力を象徴する、また時代の気分にもふさわしいコピーを付けました。とにかくご登場いただくからにはその方にとってポジティブな結果になり、ひいては『anan』とウィンウィンな関係を築くことを編集部として全力で取り組んでいます。

──夏の"セックス特集"をはじめ、表紙ではそうそうたるスターたちがヌードを披露してきました。

北脇編集長80年代の「SEXできれいになる」が最初だと思います。当時の事を考えても、性をファッションとして昇華して、真っ正面から特集したのは凄いと思います。その当時はいち読者でしたが、そのセンセーショナルさにドキドキしたことを記憶しています。今でも、年間50本の中の最大部数を誇る『anan』の代名詞。毎年、グラビアに登場頂くスターの方とは、密約をするようなスリルがあります。

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