ORICON NEWS
【インタビュー後編】安田成美明かす、30年夫婦喧嘩になったことがない理由とは「傷つく時もあるけど…」
相手を尊重する気持ちと日々の感謝「夫婦は一心同体ではない」
安田成美相手を尊重することですかね。当たり前だと思わないで、ありがたいと思うこと。私は、今が一生続くとは思っていなくて、この関係がいつ終わるかわからないぐらいの覚悟はしているんです。だから、今日感じたことはなるべく今日言おうとか、思った時にありがとうっていう気持ちを伝えようと。明日どうなるか分からないですから。
――出演されている映画『Fukushima50』でも、日々感謝する大切さを痛感させられました。
安田成美そうですね。明日病気になるかもしれないし、新たな出会いがあるかもしれないし。同志ではあるけど、一心同体ではないから、お互いそれぞれの顔や仕事や時間があるわけですよね。今はその交わっているところで夫婦をやっているということなので、きっと違う顔もあるだろうなと。でも、もちろん絶対的に信頼はしています。
安田成美旅行に行こうって話はしています。憲武さんはよく、「ごはんを食べに行こうよ」って言うんですけど、私は子どもたちもいるので「家で食べよう」って言うことが多くて。どうしても子ども中心になってしまう部分があるので。でも、子どもたちが成長してきたので、数年前に20年ぶりぐらいに友人がいるスリランカに2人で行きました。
――久々のご旅行はいかがでしたか?
安田成美いや憲武さんは良くしゃべると思っていましたが、本当に良くしゃべるなーと思って(笑)。移動中も「寝ようかな?」と思ったら、横で楽しそうにずっと!(笑)。
――これから行ってみたい場所はありますか?
安田成美私はペルーのマチュピチュに行ってみたいんです。でも憲武さんはどちらかと言うと、ニューヨークみたいな町をフラフラするのが好きで。途中で合流って言うのはどうかな、とも思ってます(笑)。
(取材・文=辻内史佳 撮影=逢坂聡)