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いつでも振り返れ『エール』
第9週「東京恋物語」（第41回～第45回：2020年5月25日～5月30日）
裕一（窪田正孝）の初めてのレコードが発売された（C）NHK
早稲田の応援歌「紺碧の空」を作曲し、少し自信を取り戻した裕一は、福島で記者をしている小学校の同級生・村野鉄男（中村蒼）を呼び出す。同じく同級生で東京の音楽学校に通う佐藤久志（山崎育三郎）もやってきて、久しぶりに顔を合わせる3人。裕一は自分が曲をつくって久志が歌うので、鉄男にいつか詞を書いてくれと頼む。
裕一（窪田正孝）、久志（山崎育三郎）、鉄男（中村蒼）同級生3人が再会（C）NHK
裕一（窪田正孝）に作曲を依頼してきた廿日市（古田新太）（C）NHK
一方、音は、音楽学校で記念公演の二次審査に臨んだ。合格したのは、千鶴子（小南満佑子）と音の2人だけ。しかし、審査員を務めた双浦環（柴咲コウ）から、「あなたの歌からは何も伝わってこなかった。今のままでは千鶴子に勝つのは難しい」と言われる。どうせ自分には才能がないとやけになる音に、久志（山崎育三郎）は伝えたいことを明確にするために、まずは「椿姫」の世界を理解することだとアドバイスをする。
環（柴咲コウ）から今のままでは千鶴子に勝つのは難しいのではと言われる音（二階堂ふみ）（C）NHK
喫茶バンブーで始まった保（野間口徹）と恵（仲里依紗）の「椿姫」（C）NHK
カフェーで働きはじめた音（二階堂ふみ）（C）NHK
鉄男（中村蒼）はカフェ―の店員・希穂子（入山法子）を見て驚く（C）NHK
実はこの二人、福島で付き合っていたのだが、希穂子が急に姿を消してしまい、鉄男はずっと探していた。「話がしたい」という鉄男を、希穂子は頑なに拒絶する。落ち込む鉄男を、裕一と久志が励ます。3人で思い出話をしている中、鉄男が「詞を書いてみた」と切り出す。タイトルは「福島行進曲」。恋心を歌う詞に、裕一は感動。「この歌詞でもう一度、福島と向き合いたい」と言い、一晩で曲を書き上げる。廿日市に見せると、なんとその場でレコード化が決定。上京して2年、ついに裕一はプロの作曲家デビューを果たす。
福島で交際していた希穂子（入山法子）と鉄男（中村蒼）（C）NHK
ちゃんと話がしたいと話す鉄男（中村蒼）に、希穂子（入山法子）は冷たい態度をとる（C）NHK
鉄男が働く新聞社の社長の娘・仁美（春花）が鉄男のことを気に入り、社長の堂林（斉木しげる）も娘の婿として鉄男を迎え、会社を継がせたいと考えていた。鉄男が希穂子と付き合っていることを調べ上げた堂林は、希穂子に「病気の父の治療代に」と金を渡し、「別れないと鉄男をクビにする」とまで言って、鉄男と二度と会わないことを約束させていたのだ。「鉄男の人生を邪魔したくない」と言う希穂子の話を聞いて、涙が止まらない音。「それでもパーティーに来てほしい」と頼んだ。
希穂子（入山法子）はある約束で、鉄男とは会うことができないと話す（C）NHK
鉄男（中村蒼）を祝福し、去っていった希穂子（入山法子）（C）NHK
音楽学校で記念公演の最終審査で熱唱する音（二階堂ふみ）（C）NHK
