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海外留学経験ある30代インストラクターがサンバダンサーに「美尻のためのトレーニングでメリハリのある体型に」

 フィットネスインストラクターとしてダンス以外にもヨガやピラティスの指導を行っている38歳のHARUNAさん。HIP HOPを学ぶために、20代で米国ロスアンゼルスに留学した経験もあり、現在はサンバダンサーとしても活躍している。露出度の高い衣装への偏見をなくし、パフォーマンスとして楽しんでもらいたいという彼女に、サンバの魅力について語ってもらった。

23歳でロサンゼルスにダンス留学、現在はフィットネストレーナーとして活躍

――サンバと出会ったきっかけを教えてください。

HARUNA もともとは、姉が同僚に誘われサンバダンサーとして活動していました。その姉から、「『浅草サンバカーニバル』を手伝って欲しい」と言われて、参加しはじめたのがきっかけです。

――最初の印象はどんな感じでしたか?

HARUNA 正直あまりカッコいいとは思えなかったんですよね。でも、姉から素敵に踊るダンサーの皆さんを紹介されて。それを見て「こんなに格好よく踊れるなら私も踊ってみたい」と思ったので練習を始めました。

――それは、いつ頃のお話ですか?

HARUNA 2015年ですね。自分たちが所属していたサンバチームが優勝したこともあり、その勢いに乗って気が付いたら踊り始めていました(笑)。

――HARUNAさんは、ラディカルフィットネスジャパンのMEGADANZのトレーナーでもありますが、普段はどのようなお仕事をされているのでしょうか?

HARUNA フィットネスインストラクターをしています。普段は、フリーランスのインストラクターとして契約しているフィットネスクラブで教えています。ダンス以外にもヨガやピラティスの指導も担当させてもらっています。

――お仕事をはじめたきっかけは?

HARUNA もともとダンスが好きで、23歳の時にロサンゼルスに留学し、HIP HOPを勉強しました。帰国後は、ダンススクールやスポーツジムでアルバイトをしていたのですが、仲間に勧められて24歳の時に『NIKE』のダンスプログラムのオーディションを受けたことがきっかけです。無事オーディションに合格することができたので、そこからフィットネスクラブのインストラクターとして活動を始めました。

――具体的にラディカルフィットネスジャパンのMEGADANZ(世界のさまざまなダンスジャンルを取り入れたフィットネスプログラム)のトレーナーとしては、どのようなことをやっているのでしょうか。

HARUNA MEGADANZのマスタートレーナーというのをやらせていただいています。認定トレーニングの講師や全国のトレーナーへの指導、イベントなどを担当しています。

サンバは今まで学んだダンスのなかで一番難しく、練習も重ねた

――トレーナーとしての楽しさは?

HARUNA 反応がすぐに返ってくるところですね。レッスンが楽しくてもイマイチでも、受講している人の反応ですぐにわかります。結果がすぐにわかってしまうので、常に気を抜けない。私自身のモチベーションにもつながっています。もちろん大変な部分もありますが、たくさんの人と接することで、元気やインスピレーションがもらえます。

――普段の仕事にサンバダンサーの経験が活きている、と感じるのはどんなときですか?

HARUNA サンバを通して学んだことは、すべて指導に活かされています。サンバは今までにやってきたダンスのなかで一番難しく、学んだダンスのなかでも“こんなに練習したことはない”と思うほど練習を重ねました。そんな自分の経験を通して、フィットネスクラブでも“サンバを広めたい”“気軽にサンバが踊ってみたい”と思う仲間を増やしていきたいと思っています。

――サンバショーにも出演されているそうですが、どのくらいの頻度で登場されるのでしょうか。

HARUNA 時期にもよりますが、オンシーズンで月に6、7回。オフシーズンで2、3回だと思います。

――初めて『浅草サンバカーニバル』に出場した時のことは覚えていますか?

HARUNA そうですね。コミサン・ヂ・フレンチという先頭のポジションで踊らせてもらったのですが、猛暑のなか、ヒールを履いたまま踊り、とても苦労したことを覚えています。でも、実際は、イベントに出る前の衣装を作る工程が一番大変でしたね(笑)。

――そんな『浅草サンバカーニバル』の魅力は?

HARUNA 仕事でもないのに一生懸命イベントに向かって取り組んでいるところでしょうか…。本番はあっという間に終わってしまいますが、たくさんの観衆の前でチーム一丸となってパフォーマンスする快感がたまりません。

――サンバダンサーとしての、これからのビジョンはありますか?

HARUNA 「このポジションを目指したい」というような目標はありませんが、サンバの“楽器の音に合わせて身体で表現する”ことをさらに重視し、人を魅了できるようなダンサーになりたいと思っています。

――HARUNAさんの友人は、サンバのダンサーであることをどのように言っていますか?

HARUNA 「(衣装やダンスなどを)すごく似合っている」と言ってくれている人が多いですね。きっと、自分のキャラクターとも合っていたんでしょうね。

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