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三菱の“顔”的存在&世界中で人気の「ランエボ」、史上最強のラリーカー・Vを再現

 昔懐かしい憧れの名車たちを1/64のスケールで再現したミニカーシリーズ「トミカリミテッドヴィンテージ(TLV)」と「トミカリミテッドヴィンテージNEO(TLV-NEO)」。毎月新しい車が発売されているが、現在、1990年代に大人気を博した『LV-N187a ランサーGSRエボリューションV(赤/黄)』と、曲線的なスタイルが特徴である『LV-N188b バイオレット 1600SSS (黄/茶)』が新登場。そこで、トミーテック マーケティング統括部の圓道 智さんに、商品のこだわりを聞いた。

ベースのランサーに合わせてモデルチェンジ、進化の幅が大きいVを製品化

――『ランサーエボリューション』は90年代を代表する名車のひとつですが、車種としての魅力をお聞かせください。

【圓道さん】普通の小型車として作られたランサーが、ラリー競技に出るために各部を強化し、まるで別物ともいえるようなパワーと迫力を手に入れたことです。三菱車らしく、ハイテクが駆使されていて、比較的安全に速く走れるという点も大きいと思います。

――今回、ワイドボディ化された「エボリューションV」を製品化した経緯は?

【圓道さん】ベースとなったランサーのモデルチェンジによって、エボリューションも大きく4世代に分かれます。中でも第2世代のエボリューションIV、V、VIは、ラリー競技でも目覚ましい活躍を見せたこともあり、人気が非常に高い世代です。

――最初に製品化されたのはIVだったと聞いています。

【圓道さん】エボリューションIVは、かつてトミカで製品化されていて、とても評判が良い車種でした。その後、トミカは次世代のVIIまで製品化が飛んでしまったので、その間を埋める車種を選んでいます。この世代は同じベース車ながら進化の幅が非常に大きく、外観上も大きく違っているという点も魅力のひとつです。
――ユーザーに注目してほしいこだわりのポイントを教えてください。

【圓道さん】細かい部分ですが、ヘッドライトやテールランプの取り付け方法を工夫して、実車のような反射鏡があるように見せています。また、このランサーに限りませんが、最近製品化している90年代の高性能車は、できるだけブレーキも再現するようにしています。よく見ると、車輪を回転させてもブレーキは固定されて見えますので、是非ともご注目ください。

ブルーバード誕生60周年 時代の匂い伝わる曲線的なスタイルが魅力

――ブルーバード誕生60周年に合わせて製品化された『LV-N188b バイオレット 1600SSS』ですが、あじめに車種の魅力についてお聞かせください。

【圓道さん】国際ラリーでも活躍できる性能を秘めたファミリーカーとして名車と呼ばれた三代目ブルーバード(510型・1967年)は、次の世代でやや大型化した「ブルーバードU」(610型・1971年)と、ほぼ510型そのままのサイズに留めた「バイオレット」(710型・1973年)に分かれました。

――なかでも『バイオレット』の特徴というのは?

【圓道さん】510型のスッキリとした箱型とは全く異なった、70年代の日産車に共通した曲線的なスタイルで、特に「バイオレット」は当時から賛否両論ありましたが、今となっては時代の匂いが強烈に伝わってきて趣深いです。華やかでスピード感を持った外観と凝ったメカニズムの組み合わせが、当時の日産車ならではの魅力だと思います。

――TLV-NEOでは、2008年に「1400デラックス」を製品化してから10年ぶりの新バリエーションの追加になります。ファンの多い車種だと思いますが、製作にあたりこだわった点は?

【圓道さん】「バイオレット」の中でも、一般的な乗用車として設定されたデラックス系は「リーフリジッド」という当時の標準的なリアサスペンションでしたが、高性能なSSS系は「4輪独立懸架」という凝ったサスペンションが奢られました。今回は10年ぶりにバリエーションを追加するにあたり、シャーシを新規に製作し、リアサスペンション部分の彫刻でSSS系のサスペンションを再現しています。ぜひ裏返して見てみてください。

――ユーザーに注目してほしい“隠れたポイント”などはありますか?

【圓道さん】70年代の日産車、特に「バイオレット」はエンブレムや装飾類が非常に凝っていて、ときには「クドい」と評されることもありましたが、この時代の車種ならではの魅力としてできるだけ再現しています。「バイオレット」に関しては、細めのタイヤにも注目していただきたいです。

――ファンの声、反響などはどうですか?

【圓道さん】「バイオレット」を初めて出したとき、これぞTLVという声を多くいただきました。昔は普通に街を走っていて、家族が乗っていたりもしたのに、気がつけば姿を消した車種という意味合いです。その後、TLVの製品化車種もどんどん広がっていきましたが、こういった車種もTLVの原点として親しんでいただけていることに感謝をしています。

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