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【バーレスクダンサー】大学4年で内定を断り“新卒ダンサー”に 「はる」は今日もエンタメの世界で輝く
ずっと憧れたエンタメ業界 大学4年で内定を断り入店へ
はる小さい頃から大学生まで、ずっとダンスをしてきて、自然とエンタメ業界に興味を持ったんです。だからよくディズニーランドでショーを見たり、舞台を観劇したりしていました。はじめて友達とバーレスク東京に遊びに行ったときは、「こんな華やかなところがあるんだ!」って驚きましたね。その後何度も通って、働きたいと考えていたんですが、ショービジネスの経験がなかったので入れずにいて……。でも最終的には、「やっぱりこのステージに立って踊りたい!」という気持ちが勝って、当時何社か内定をいただいていたんですけど、それを断って入店しました。
――新卒で入ったんですね!エンタメ業界で働くのは初めてだったので、苦労したことも多かったのでは?
はる最初はフロアに立つと人見知りになっちゃって、周りの女の子がお客さんと話してる横で「どうすればいいんだろう……」ってポツンとしていました。そこは、コミュニケーションが上手い同期について行って、どう話しかければいいか、どう会話を続ければいいかを学びました。入店して2年半が経ち、今では自分からお客さんに話しかけています。
店で唯一の「エアリアルフープ」ダンサー
はるステージに立って、パフォーマンスを見てもらって、お客さんが笑顔になってくれるのがやりがいになっています。憧れていたエンタメの舞台で、毎日きれいな衣装を着て踊れるのは幸せです。
――お店以外のことも聞かせてください。オフの日は何をしているんですか? 将来の夢も聞いてみたいです。
はる休日はディズニーランドに行ってます。ほかにはショーやミュージカルを見に行くことが多いですね。将来は……、バーレスクに立っている姿しか想像できないので、ここで頑張っていきたいです。
――「私のここを見てもらいたい」というポイントはありますか?
はる私はダンサーの中で唯一、「エアリアルフープ」をしているんです。空中に輪っかを吊るして、それを使って回転したり、技を見せたり……習い始めて1年半なのでまだまだ上達したいですし、体づくりをして技を増やせたらいいなって。バーレスク東京には大きく分けて2チームがあって、女の子らしく可愛く踊る組と、がっつりダンスを見せる組があるんですね。両方のチームに出演する女の子は少ないんですけど、私は両方に出演しているので、違いを楽しんでほしい。あと、お客様の間で、バーレスク東京は夜の「夢の国」と言われているので(笑)、フロアで女の子と話して、日常を忘れて楽しんでくれたら嬉しいです。
(取材・文/鈴木雅矩 写真/山口真由子)