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「妻少し 令和になって 若く見え」、新時代への期待と笑い詠んだ『令和川柳』発表
今回、最優秀賞の該当はなかったが、高いオリジナリティと「令和」という課題に沿ったものから各賞が選出された。優秀賞の一つは『平成と 令和で「平和」の バトンパス』(HKぼすさん)。平成の「平」と令和の「和」をつないで“平和”としたこの句では、「平和を次の時代にも伝えたい」という願いを「バトンパス」と表現した点が高く評価された。もう一つは『自衛隊 日向ぼっこの 令和かな』(あー無精)。平成の世は阪神・淡路大震災、東日本大震災など災害が多かったが、「令和は、自衛隊員が日向ぼっこするくらい災害が少ないように」との願いが込められているようだ。
特別賞には『妻少し 令和になって 若く見え』(ひろぴー)、『「令和」初?「平成」最後も 飲んだでしょ!』(松庵)の2作が選ばれた。優秀賞の2作が「平和」という大きな願いを込めているのとは一転、特別賞の2作は夫婦や家族といった身近な題材をコミカルに詠みあげた句であるところが面白い。
実行委員会では、早くも『第2回令和川柳コンテスト』の開催を決定。6月1日より公式サイト上で告知される。
(文:水野幸則)
『令和川柳』公式HP
https://www.joho-gakushu.or.jp/senryu/
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