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(更新: ORICON NEWS

【バーレスクダンサー】モデルとして活躍していた石井和香はなぜ“六本木のボックスティスコ”に?

 東京・六本木に、月売上が約1億円にものぼる景気の良い場所が存在する。その名も「バーレスク東京」。店内には大型LEDが四方八方に設置され、中央には回転するステージ、そこで人気曲とともにセクシーな美女ダンサーたちが華々しいパフォーマンスを繰り広げる “新感覚エンターテイメント空間”だ。今回は、「バーレスク東京」の上階にある系列店「party on」でダンサーをしている、石井和香さんにインタビュー。それまで芸能活動、モデルをしていた彼女がここに入った経緯とは。

モデル「石井和香」として多数の雑誌、MVに出演

――和香さんのことを調べていて驚きました。ストリートスナップなどモデルの写真が多く出てきて。

石井和香そうなんです。高校生ぐらいからフリーでモデルをしていて。以前はがっつりショートカットの時でしたね(笑)。いまでもちょこちょこ撮影することがあります。もともとは子役として芸能事務所に所属していて、CMや映画にも出演していました。

――そもそもなぜ「party on」で働こうと思ったんですか?

石井和香「party on」のマネージャーさんたちが誘ってくれたからです。実は、一度誘っていただいたんですけど、その時は断っていて。単純にお客さんとして見ている方が楽しかったんです。私、アイドルも好きなんですけど、“応援する側”にいたほうが居心地良いんですよね。

――その思いがなぜ変わったんですか。

石井和香モデルをしていたとき、雑誌の表紙を何冊か務めたり、アーティストのミュージックビデオにも出たりと、それまで「目標」としていたことが次々と達成できて“燃え尽き症候群”みたいになっちゃって……。フリーでマネージャーもいないから、全ての案件に返信していて、多いときは100件以上の日も。それが苦痛に感じてしまって、ちょっと離れようと思って知り合いのバーで働かせてもらっていたんです。そうしている内に前向きな気持ちになって、ふと「今入るべきな気がする!」と自分からすぐに連絡して。

入る前には葛藤も……周囲の応援が後押し

――でもそれまでのモデル活動をしている人からしたら驚きの転身ですよね。

石井和香「売れなくなったから始めた」とか、露出の多い衣装だけに、いろいろ批判を言われるのは覚悟していました。でも、入る前にLINE LIVE(※ネット放送ツール)で、「これこれこういう所で働くかも知れないです」と話したら、意外と応援してくれている人が多くて。仕事仲間とか友人も「やるならすぐ辞めるんじゃなくて、センターを踊るまで続けろ」と言ってくれて嬉しかったです。お母さんも「やるからには一番になれ。どんなにエロい格好しても良い」って言ってくれましたし。SNSで働いている姿を見せてからは、アンチコメントも無くなっていきましたね。

――ダンス経験はあったんですか?

石井和香バレエやミュージカルに立ったことはあったので、そこまで不安はなかったんですけど、ヒップホップダンスが難しくて……。ステップが理解できなくて、できる人の足元をずっと見ながら、汗だくで泣きながら練習していました(笑)。下手なりにでも、好きになってもらえる「見せ方」は培ってきたので良かったです。

――では今後の目標を教えてください。

石井和香今年「party on」で働いて3年目を迎えるんですけど、今年が勝負の年だと思っていて。具体的には「マティーニグラス(※ショーの途中に登場。ダンサーが中に入りセクシーなパフォーマンスを見せる)」に入ることですかね。働き出したときから「私これやるまでやめられない!」と思っていて、見せ方がすごい難しいんです。バーレスク東京のいちごさんのように、お客さんを魅了するようなパフォーマンスを見せていきたいです。

(写真・山口真由子)

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