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【バーレスクダンサー】モデルとして活躍していた石井和香はなぜ“六本木のボックスティスコ”に?
モデル「石井和香」として多数の雑誌、MVに出演
石井和香そうなんです。高校生ぐらいからフリーでモデルをしていて。以前はがっつりショートカットの時でしたね(笑)。いまでもちょこちょこ撮影することがあります。もともとは子役として芸能事務所に所属していて、CMや映画にも出演していました。
――そもそもなぜ「party on」で働こうと思ったんですか?
石井和香「party on」のマネージャーさんたちが誘ってくれたからです。実は、一度誘っていただいたんですけど、その時は断っていて。単純にお客さんとして見ている方が楽しかったんです。私、アイドルも好きなんですけど、“応援する側”にいたほうが居心地良いんですよね。
――その思いがなぜ変わったんですか。
石井和香モデルをしていたとき、雑誌の表紙を何冊か務めたり、アーティストのミュージックビデオにも出たりと、それまで「目標」としていたことが次々と達成できて“燃え尽き症候群”みたいになっちゃって……。フリーでマネージャーもいないから、全ての案件に返信していて、多いときは100件以上の日も。それが苦痛に感じてしまって、ちょっと離れようと思って知り合いのバーで働かせてもらっていたんです。そうしている内に前向きな気持ちになって、ふと「今入るべきな気がする!」と自分からすぐに連絡して。
入る前には葛藤も……周囲の応援が後押し
石井和香「売れなくなったから始めた」とか、露出の多い衣装だけに、いろいろ批判を言われるのは覚悟していました。でも、入る前にLINE LIVE(※ネット放送ツール)で、「これこれこういう所で働くかも知れないです」と話したら、意外と応援してくれている人が多くて。仕事仲間とか友人も「やるならすぐ辞めるんじゃなくて、センターを踊るまで続けろ」と言ってくれて嬉しかったです。お母さんも「やるからには一番になれ。どんなにエロい格好しても良い」って言ってくれましたし。SNSで働いている姿を見せてからは、アンチコメントも無くなっていきましたね。
――ダンス経験はあったんですか?
石井和香バレエやミュージカルに立ったことはあったので、そこまで不安はなかったんですけど、ヒップホップダンスが難しくて……。ステップが理解できなくて、できる人の足元をずっと見ながら、汗だくで泣きながら練習していました(笑)。下手なりにでも、好きになってもらえる「見せ方」は培ってきたので良かったです。
――では今後の目標を教えてください。
石井和香今年「party on」で働いて3年目を迎えるんですけど、今年が勝負の年だと思っていて。具体的には「マティーニグラス(※ショーの途中に登場。ダンサーが中に入りセクシーなパフォーマンスを見せる)」に入ることですかね。働き出したときから「私これやるまでやめられない!」と思っていて、見せ方がすごい難しいんです。バーレスク東京のいちごさんのように、お客さんを魅了するようなパフォーマンスを見せていきたいです。
(写真・山口真由子)