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【バーレスクダンサー】アクティブなイメージとは真逆? 人見知りなダンサーは「漫画家」を目指していた

 東京・六本木に、月売上が約1億円にものぼる景気の良い場所が存在する。その名も「バーレスク東京」。店内には大型LEDが四方八方に設置され、中央には回転するステージ、そこで人気曲とともにセクシーな美女ダンサーたちが華々しいパフォーマンスを繰り広げる “新感覚エンターテイメント空間”だ。今回は、「バーレスク東京」の上階にある系列店「party on」でダンサーをしている花恋(かれん)さんにインタビュー。ビビッドな髪色、セクシーなプロポーションからは想像できない過去を明かしてくれた。

ダンス一本かと思いきや……「漫画家」を目指していた過去も

――花恋さんはどういうきっかけでこのお店に入ったんですか?

花恋ダンスは小学校の頃からずっと続けていて、高校を卒業してから「ゴーゴーダンサー」をしていたんです。それはそれで楽しかったんですが、私は音に合わせて…というより「振り付け」があるダンスをしたかったので、踊れるところを探していたところ「party on」がオープンする情報を知って。

――ダンスがずっと好きで、ダンスを生業にしていく……自然な成り行きですね。

花恋も私は人見知りなので、途中から入ることになる「バーレスク東京」は怖気づいて選ばなかったんです。オープニングスタッフだったら知らない人ばっかりなのでいいかなあと(笑)。

――ちなみにダンス以外の道は考えていなかったんですか?

花恋実は漫画家になりたくて、絵の専門学校に行っていたこともあるんですよ。「ダンスで食べていくのは難しい。絵だったらお金になりやすいかも……」という考えで。でもやっぱり舞台に立ちたいっていう思いが出てきましたね。お昼はアルバイトして、夜はダンサーで、という生活に落ち着きました。

以前はラーメン屋 金髪姿で「麺の湯切り」

――アルバイトは何をしていたんですか?

花恋ラーメン屋で調理スタッフをしていました。やっぱり人見知りなので接客よりそっちのほうが楽しくて。

――いまの姿からは想像できないです(笑)。

花恋湯切りもしていましたよ、金髪姿で(笑)。結構長く勤めていましたね。

――でも「人見知り」の花恋さんがダンサーとして、さらにいうと露出の高い衣装で舞台に立つというのは少し矛盾が……。

花恋ダンスしているときは別人格なんですよね。ガンガンセンターに立ちたいし、「もっと私を見て!」っていう感じ(笑)。

――お母さんはダンサーとしての花恋さんにどんな感想を持っているんですか?

花恋「夜の仕事だけど大丈夫?」と心配しているんですけど、朝ごはんを用意して出してくれたり、お弁当作ってくれたりとか、一番に応援してくれています。反抗期もあって迷惑かけたこともあったけど、「ダンスをやりたい」って言ったとき「やってみたら」って反対することなく後押ししてくれて。この間、お店でずっと出たかったアクロバティックなショーがあって、その動画をお母さんに送ったら泣いて喜んでくれましたね。

自分の好きなことで稼いで一生を終えたい

――休みの日は何をしているんですか?

花恋基本インドアで、家でゴロゴロしながら漫画読んだりゲームしたり。外に出るときは出るんですけど、家にいるほうが好きです。自分で言うのもあれですけど、オン・オフの切り替えは上手いと思っていて、そこでストレス解消出来ています。

――では最後に花恋さんの目標を教えてください。

花恋「party on」で活躍もしたいけど、「この子ダンスうまいよね」って覚えてもらって、一人のダンサーとして食べていけるようになっていきたいです。あとはイラストやデザインなど、やりたいことは他にもいっぱいあるので、「自分の好きなことで稼げて一生を終える」というのが理想ですね。

(写真・山口真由子)
バーレスク東京

〒106-0032
東京都港区六本木3丁8-15 日拓ビル地下2階

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