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花びらとイラストでつくる“はな言葉”に癒される人続出「鑑賞後の花に新たな価値を」

 女性のイラストの上に花びらを散らし、ドレスに見立てた”はな言葉”。 ”美しき花のアート”として、SNSで注目され、「いつかこんなドレスが着たい!」「心がきれいになる」などの声を集めている。散ったり枯れたりして役目を終えた花をもう一度咲かせたいという思いからこの手法を編み出した葉菜桜花子さん(@hanacotoba_jp)に、その思いを聞いてみた。

花が枯れた後の悲しい気持ちから、ドレスを紡ぐことを発想した

――いつ頃から「はな言葉」を行っていますか?

葉菜桜さん「お花と絵を組み合わせた作品を投稿し始めたのは一昨年の春ごろからなので、ちょうど2年ほど前からです。それ以前は、咲いている花の写真などを投稿していました」

――なぜ、花びらとイラストを組み合わせた作品を作ろうと思ったのですか?

葉菜桜さん「お花が枯れて処分する際、いつもなんだか悲しい気持ちになっていました。初めて作品に使ったのは、大切な人からいただいた花束で、萎れて枯れそうになっていた姿を見て、“捨ててしまう前にもう一度美しく見せたい”と思ったのがきっかけですね。使用するお花は、切り花、自作のドライフラワー、庭で育てている花、野山で摘んだ草花など、観賞用に楽しんだ後の、枯れかけた花びらです」

――ドレスをつくりやすいお花はどんな花でしょうか?

葉菜桜さん「季節のお花を使用することが多いですが、ドレスにしやすいという意味では、ストックやバラ、トルコキキョウなどがフリルやレースに見立てやすいですね。でも、季節のお花や名前が物語を思わせるもの、手触りが好きなオトメツバキやサザンカ、すみれ、金木犀、桜などを見ているときに、作品のイメージが湧きやすいなぁと思います」

――「はな言葉」をSNSでアップしはじめたキッカケはどんなものでしたか?

葉菜桜さん「絵を描いたり写真を撮ることは好きですが、イラストを描いてお見せするという活動は “はな言葉”からです。今の作品はほとんどがドレスですが、初めの頃は動物や帽子などいろんなものを描いていました。お花をつかって描いた絵を何気無い気持ちで投稿し始めた感じです」

ドレスの質感のほかに大事なのはスピード感「花が生きているうちに、ドレスを形に」

――ドレスを制作するうえで気を付けていることはどんなことですか?

葉菜桜さん「花+線画という半立体なので写真にした時に女性の体のラインに違和感がでないように気をつけています。それから、萎れた花を使うので、スピードを意識しています。絵を描いている間にもどんどん変色してシワシワになっていきます。お花が生きているうちに、できる限り美しい状態で使用するためには、スピードも重要な要素になります」

――美しい作品とともに、実際の「花言葉」も掲載されていますが、一緒に伝えようと思ったのはなぜですか? 

葉菜桜さん「わたし自身、お花そのものだけでなく、花言葉から受けるインスピレーションでも絵を描いていることが多いので、作品のテーマ的な意味合いもあります。お花と絵と花言葉の3つが合わさって1つの作品になっているようなイメージです」

――花の魅力はどんなものでしょうか?

葉菜桜さん「季節のお花は美しいのはもちろんですが、強い生命力を感じます。それを皆さんにも感じてほしいという思いがあります。お花を見て、触れて、香りを楽しむことで、とても豊かな気持ちになるんじゃないかなと思います」

――著書も重版の人気のようですが、ファンはどんな方が多いのでしょうか?

葉菜桜さん「お婆ちゃんやお母さんにお花と本を一緒にプレゼントしたという声がたくさん聞こえます。コメントや返信を下さる方々には、とても暖かい心を感じます。わたしのファンというよりは、私と同様にお花を好きな方たちという印象です」

――ファンからの声はどんなものがありますか?

葉菜桜さん「“キレイ”とか“こんなドレス着てみたい”というのはよくいただくお声なのですが、親子でフラワードレス作りにチャレンジしてくださった感想をいただいたことは、とても心に残っています。実際に花びらに触れることで、より自然や季節を感じることができたそうです。作品も見せていただきましたが、子どもたちの自由な発想や、作る楽しさを感じていただけたことが伝わって、とても嬉しかったですね!」

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