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(更新: ORICON NEWS

「自分を生きるのは自分しかいないから」清原果耶が作っていきたい理想の家族とは?

理想の家族とは? 「自分を生きられるのは結局、自分しかいない」

 同映画では家族のあり方についても描かれている。では清原にとって“家族”とは果たして何だろう。「温かく見守ってくれる存在です」と彼女は語り始める。

「こまめに連絡が来ます。『大丈夫か』とか『最近どう?』『風邪ひいてない?』とか。そういった些細な連絡をもらえるのはとてもうれしいです。私が出演した作品についても『これ観たよ』などの連絡が。ただ一切、感想は言わないですね。私からしても、両親から一つひとつ主観的に、感想を言ってもらったり、説明されても困っちゃうと思うし(笑)」

 彼女が表紙になった雑誌なども父が買っておいてくれていると言う。

「こういう本にこうやって載ったよって伝えると、『じゃあ見とくね』って。で、後日家に帰ると、それが家にあるとか(笑)。本当に温かく見守ってくれている感じです」

 将来、自身が作っていきたい家族については「自分の気持ちを大切にし合える家族」と清原。「相手を大切に思うことが大事だと教わってきましたが、結局は、自分を生きるのは自分しかいない。自分を分かってあげられないと、相手の気持ちも分からないかもしれないし、そこがスタートのように思うんです」と真剣な眼差しで話す。

 同作では初めて主題歌も担当した。野田洋次郎が作詞・作曲・プロデュースを担当した主題歌については「劇中のキャラクターの未来も、奈々の未来も、そうであってほしいという願いが込められた歌詞なのですが、出だしの一文から引き込まれる音源。その世界観がうまく伝わればいいなと思います」と。だが「私の人生で最初で最後の体験かもしれない…。うれしいのですが実感が湧かないというのが正直なところです」と謙遜しながら語る。

「観てくださった方の心を動かせるような女優になりたい。いつまでもお芝居を好きで楽しむ心を忘れずに持っていられるようにいたい」。そう将来についても話してくれた清原果耶。そんな彼女に“善と悪、シンプルに見えて、その中でも偽っている善意や隠し持っている悪というのは、もしかしたら誰もが抱えている問題なのかもしれない”と考えさせられた。

(インタビュー・文:衣輪晋一、撮影:田中達晃/Pash、スタイリスト:井阪恵/dynamic 、ヘアメイク:面下伸一/FACCIA)

映画 『デイアンドナイト』

善と悪はどこからやってくるのか。
父が自殺し、実家へ帰った明石幸次(阿部進之介)。父は大手企業の不正を内部告発したことで死に追いやられ、家族もまた、崩壊寸前であった。そんな明石に児童養護施設のオーナーを務める男、北村(安藤政信)が手を差し伸べる。孤児を父親同然に養う傍ら、「子供たちを生かすためなら犯罪をも厭わない。」という道徳観を持ち、正義と犯罪を共存させる北村に魅せられていく明石と、そんな明石を案じる児童養護施設で生活する少女・奈々(清原果耶)。しかし明石は次第に復讐心に駆られ、善悪の境を見失っていくーー。

公式サイト(外部サイト)
■監督/藤井道人
■プロデューサー/山田孝之 伊藤主税 岩崎雅公
■出演/阿部進之介 安藤政信 清原果耶 田中哲司 他
■(C)2019「デイアンドナイト」製作委員会 
■主題歌:大野奈々 “気まぐれ雲”(作詞・作曲・プロデュース:野田洋次郎)

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