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“チョコミン党”の勢力は拡大中 アイスクリームメーカーに聞いた「チョコミント」商品拡大の背景
そんな中、先日Twitterで、チョコミントの人気をさらに知らしめる書き込みが話題となった。「見つけた瞬間、久々に我が心にビッグバンが起きるレベルの激震が走った」という書き込みとともに掲載されていたのは、『ガリガリ君』でおなじみ赤城乳業が販売する『パフェデザート チョコミント カップ300ml』。チョコチップとミントアイスがたっぷり入った見栄えに「いいね」数は5万を超え、「チョコミン党の味方」「明日コンビニ回ってみるか」との声が寄せられていた。
それでも、これまで「歯磨き粉の味がする」といった“嫌い派”の意見も多く、論争に巻き込まれがちな「チョコミント」。今回、商品を多く展開しているアイスクリームメーカー・赤城乳業に、販売にいたったきっかけなどを聞いた。
花粉症の季節にチョコミントフレーバーが好まれる?
「昨今のチョコミントブームに注目していたのはもちろんですが、清涼感のあるチョコミントフレーバーが、『乾燥する季節』や『花粉症の季節』に求められるのではと分析し、このタイミングの発売となりました」
――赤城乳業の「チョコミント」シリーズ自体は1999年から発売していますが、当時はブームではなかったように思います。そもそも目をつけた理由とは。
「昔からアイスクリームショップではチョコミントフレーバーがあったのですが、“手軽に買える”とまではいきませんでした。近くのお店でも買えるようにしたいという意図で発売しました」
関西や中国・四国地方では売上が鈍い
「そうですね。地域によっても売れ行きに差が大きく出るフレーバーで、関西や中四国エリアでは販売が弱い傾向にあります。『納豆』に近いイメージでしょうか。ですので、特設サイトではあえて『好き』『嫌い』を打ち出しています」
――それでもシリーズ化したのはやはり「リピーターからの熱い要望」が大きかったのでしょうか。
「はい。特定のファン層が定期的に買い、店頭での回転が早いというデータがあるため、『マルチ』(1999年発売)『カップ』(2015年発売)『バー』(2016年発売)とシリーズ化して展開することとなりました」
TBS系『マツコの知らない世界』でも特集され、しばらくブームが続きそうな「チョコミント」フレーバー。地域によって売れ行きが違っていても、新商品が続々と誕生するということは、そのぶん熱狂的なファンが増えているということになる。“チョコミン党”は今後どこまで拡大するのだろうか。