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TBS宇垣美里アナの「マイメロ論」が話題 担当編集者が語る人気の理由

  • 「マイメロ論」が話題となったTBS・宇垣美里アナウンサー (C)ORICON NewS inc.

    「マイメロ論」が話題となったTBS・宇垣美里アナウンサー (C)ORICON NewS inc.

 愛らしいルックスやアニメ好きという属性で男性からの支持率急増中のTBSの宇垣美里アナウンサー。ところが昨年、カルチャー誌「クイックジャパン」(太田出版)のコラムで、自身にサンリオの人気キャラ『マイメロディ』という異なる人格を持たせ、困難やツラい出来事を回避していると告白。このコラムが大きな反響を呼び、若い女性を中心に「マイメロ論」と呼ばれ共感が広がっている。なぜ、女性を中心に宇垣アナの支持が拡大したのか、その要因を担当編集者に聞いた。

キュートなルックスで早くから注目 実は文才もある多才な一面も

 宇垣アナは、同志社大学政策学部で国際政治学を学び、2011年にはミスキャンパス同志社のグランプリを獲得するなど「才色兼備」の女子アナとして2014年にTBSに入社。

 しかし、入社後は“アナウンサーに見えない”カワイらしさや、番組演出での“キャピキャピ演技”が同性からマイナス評価を受け、ネットユーザーから「あざとさが見える」「性格悪そう」などと叩かれたことも。

 一方で、朝の情報番組『あさチャン!』(TBS系)に出演し、キュートなルックスで視聴者を魅了すると共に、アナウンサーとしての実力も披露している。さらに、宇垣アナは「週刊プレイボーイ」(集英社)のコラム連載で文才を発揮するなど多才な一面も。「クイックジャパン」編集部の渡部遊氏は「他誌で宇垣さんのコラムを知りました。自分が見て感じたことを、こんなにも鮮やかに文章で表現できることに驚き執筆をお願いしました」と、同誌での執筆依頼のきっかけを明かす。

 実は、宇垣アナは渡部氏の大学時代の後輩で、当時から弁が立つ印象を持っていたとのこと。渡部氏は宇垣アナの魅力を引き出せるよう、あまり条件を設けず、ひとりの若者として“今書きたいこと”を表現してもらっていると語る。

あざとい、こじらせ女子、そんな評価を一変させた「マイメロ論」

 これまでに、「クイックジャパン」誌上でコラム、レポート、日記、エッセイと、形式を変えて執筆を続けた宇垣アナ。そんな中、昨年に執筆したコラムが「マイメロ論」としてSNSで話題となり、多くのネットユーザーから“共感”を集めることになる。

 「マイメロ論」とは、宇垣アナが世の中の不条理を感じた時の対処法のことを差す。宇垣アナはコラム内で「ふりかかってくる災難や、どうしようもない理不尽を、一つひとつ自主的に受け止めるには、人生は長すぎる」とし、そのための“逃避術”として「そんなときは、『私はマイメロだよ〜☆ 難しいことはよくわかんないしイチゴ食べたいでーす』って思えば、たいていのことはどうでもよくなる」と表現した。

 今年の1月、この内容がネットで拡散されると、「わかる!」「心の支えにしたい」「私もつらいときはマイメロ論を展開させよう」と共感の声が堰を切ったように広がったのだ。渡部氏も、「発売直後も、ツイッターや読者はがきで感想をいただいていましたが、半年以上経ってからこんなに多くの反響をいただけるとは思ってもいませんでした」と予想以上の反響だったと振り返る。

 今の時代、私生活や職場のストレスだけでなく、「いいね」を追い求める“SNS疲れ”や、ネット上の監視社会があったりと、日々の生活に“生きづらさ”を感じる人も多い。だからこそ、宇垣アナが示した過酷な現実からの“逃避術”が注目されたと言える。

自身の“聖域を踏みにじられた”人々に回避術を示し、共感が拡大

 昨今、同性ウケのよくなかった田中みな実アナウンサーが“自身の素”をさらけ出すことで、同性支持を拡大させた例がある。田中アナは、交際していた藤森慎吾(オリエンタルラジオ)との破局後に自虐話が増えてキャラも変化。最近は自身の抱える“闇”も赤裸々に語り出し、ドン引きする視聴者もいる一方で、不条理なことも少なくない女性たちに共感が広がった。

 宇垣アナは別アプローチではあるが、日々の生活に悩みや葛藤を抱える読者やネットユーザーに“共感”されたことにより、支持が拡大した傾向が見てとれる。実際、渡部氏によると、「クイックジャパン」に寄せられるアンケートから「宇垣さんを支持されている方は同世代の男女はもちろんですが、仕事上での怒り・悩みを抱えている方も多い」という。

 24日発売の「クイックジャパン」最新号のエッセイ内でも、宇垣アナは「私にとって、なんとなく不自由に感じる世界」と記し、“社会”における自分の”立ち位置”に困惑している様子をにじませる。こうした自身の想いを率直に見せる誌面での姿は、TVで見せる“女子アナ像”とは異なるギャップを産み出し、彼女の魅力として認知されつつある。

 こうした同性からの支持の拡大について渡部氏は、「宇垣アナが“聖域を土足で踏み込んでくるような世の中の不条理”に対して、独自の方法で回避している点が支持をえたのではないか」と解説する。

 昨今の熾烈な女子アナ戦国時代にあって、『好きな女子アナランキング』の上位は安定感で勝るベテランアナウンサーで占められている。そんな中、男性からの支持に加え、「マイメロ論」という人生の逃避術で同性からの“共感”を集め注目される宇垣アナ。今後、強力な上位陣に対しくさびを打つ存在になる可能性も秘めている。

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