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欅坂46・長濱ねる、写真集では水着に初挑戦! 特例加入や兼任解除への思いも告白

受け入れてもらえないかもしれないけど、「やるしかない」「行くしかない」

――そんな長濱さん、2015年11月30日放送の『欅って、書けない?』で「けやき坂46」に加入発表されてから丸2年が経ちました。結成から約3ヶ月遅れでグループに1人で入っていくハートの強さがすごいなと、改めて思いました。
長濱ねる 受け入れてもらえないかもしれないというのはひしひしと感じていたんですけど、「やるしかない」「行くしかない」という気持ちでした。でも今考えると、自分でもすごいなって思います(笑)

――受け入れてもらえない覚悟はしつつ、それでも入りたかったんですね。
長濱ねる はい。もちろんみんなの気持ちもすごくわかります。まだ結成したてで、活動も明確になっていないなかで1人入ってくるとなったら、動揺するのは当たり前だし、すぐに「ようこそ」とは言えない気持ちもわかるので。今はその時のことを振り返ってみんなと話すこともできるようになって、よかったなと思います。

――11月30日に一人でしみじみ考えるようなことはあるんですか?
長濱ねる むしろ8月21日の結成日にいろいろ考えますね。グループ全体でお祝いをするんですけど、結成した時に自分はいなかったので、そういうときに改めて自分を見つめ直すというか。最終審査も受けずに遅れて入ったので、みんなと一緒と思っちゃいけないし、そういう自覚を改めてする日でもあります。

自分の存在がどっちにとってもマイナスになっているんじゃないかな

――最終審査を受けていないということで唯一の「けやき坂46」(以下、ひらがなけやき)のメンバーとして特例加入し、2ndシングル「世界には愛しかない」(15年8月発売)から欅坂46(以下、漢字欅)とひらがなけやきの兼任が始まりましたが、今年9月25日放送の『欅って、書けない?』で兼任解除と漢字欅専任になることが発表されました。
長濱ねる 漢字欅とひらがなけやきの兼任は、できるかぎりずっとやって行きたいと思っていました。写真集を撮影した7月中旬は、漢字欅のドラマ(日本テレビ系『残酷な観客達』)が撮り終わって、野外ライブのリハーサルをやっている頃で、ひらがなけやきの全国ツアーの名古屋公演にも参加して、どっちも同じ熱量でちゃんとやっていきたいと思っていたんですけど…。8月に初めての全国ツアーを行うなかで、自分がいることがどっちにとっても、よくないんじゃないかと考えるようになって、スタッフさんとたくさん話しました。でもまさか、兼任解除が決まってあの収録の場で発表されるということは知らなかったので、聞いたときは戸惑いました。

――兼任解除発表後のブログでは「体調を考慮し、再起不能になる前にストップをかけてくださったスタッフの方には感謝しきれません」とドキリとする言葉も含まれていたのですが、それくらいギリギリだった?
長濱ねる あれは言葉が強すぎました。ただ、この夏はタイトなスケジュールの中で全国ツアーも初めてだったので、グループ全体としても、もがいて、悩みました。漢字欅にもひらがなけやきにもそれぞれの課題があったんですけど、自分の存在がどっちにとってもマイナスになっているんじゃないかなと思っていました。

――マイナスになっていると感じていた部分は?
長濱ねる 時間的にどっちのリハーサルにもちゃんと参加できなくて、みんなに迷惑をかけているという申し訳なさもありました。ひらがなけやきが「一致団結してやっていくぞ!」と士気が高まっているときに、自分がいたりいなかったり、漢字欅のお仕事に行っていたりと、グループの結束力を自分がゆるめているんじゃないかなと思うこともあって。いっぱいいっぱいになっているのを気づかないこともあったんですけど、それを見かねてスタッフさんがストップをかけてくださったのは自分にとってはありがたかったです。でもやっぱり悔しいし、残念だし、どっちも頑張りたかったなという気持ちはあります。

――漢字欅専任になって、心に残っているメンバーの言葉は?
長濱ねる ひらがなけやきのメンバーが「ずっと、ひらがなけやきだと思ってるから」って言ってくれたのが本当にうれしくて。みんな直接は言わないけど、すごく気にかけて心配してくれていたんだなと、うれしくなりました。

「サイレントマジョリティー」は私は袖で見ているのがいい

――専任になって意識の変化はありますか?
長濱ねる 気持ちはちょっと落ち着きました。でも変わらない部分もあって、自分が参加できなかったデビュー曲「サイレントマジョリティー」はグループにとっても大事な曲なので、これからも私は袖で見ているのがいいかなと思っています。専任になったことでファンの方が21人の「サイレントマジョリティー」を観たいと言ってくださることはすごくうれしいですし、21人では『紅白歌合戦』で歌ったきりなので歌いたいなという気持ちはもちろんあるんですけど、全国ツアーなどでもオリジナルメンバーだけで歌うのをずっと袖で見てきましたし、そこを一緒にしてしまうと自分が遅れて入ってきたことを見失ってしまうような気がして。

――秋元康さんが写真集の帯に「長濱ねるは、謙虚だ」と書かれていますが、本当に謙虚なんですね。「“ここから”が楽しみだ」ともコメントされていますが、漢字欅専任にもなり、“ここから”どんなメンバーになっていきたいか聞かせてください。
長濱ねる 欅坂46も3年目で、新人という看板がもうないので、ここからがグループとしても大事。自分自身としても、漢字欅専任になったことで「兼任」という自分の個性でもあったものが1つなくなったので、自分をもっと磨いていきたいし、自分にしかないものを見つけていきたいなと思います。
 取材後、同席していた担当編集者にオファー理由や撮影を通して感じた魅力を尋ねようとすると、「聞くの恥ずかしい」と笑いながら、そそくさと撮影に向かってしまった。「同世代にとってはクラスにいそうな親近感、上の世代にとっては今っぽくなさ、素朴さでノスタルジーを感じさせるキャラクターに魅力を感じ、テーマを“青春”に据えました」と語る担当者は、「東京では謙虚で控え目ですが、五島では野生児全開。島での長濱さんは人間味があってよりかわいらしいですし、幅広い年代の方々の心に突き刺さるのではないかと思います」と自信を深めていた。

(撮り下ろし写真:加藤千絵/CAPS)

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