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(更新: ORICON NEWS

芸人の不祥事 そのとき相方はどんな対応でコンビを守るのか?

 お笑いコンビ・インパルスの堤下敦が27日、神奈川県の交差点で交通事故を起こし謹慎処分となった。昨年来、不倫騒動や離婚騒動、薬物絡みなど芸能人・有名人の一連の“不祥事”が世間を騒がしている。それを起こしたのがコンビ芸人の“一方”の場合、今回のように当人は“謹慎”という形でしばらく姿を消すことになる。そして、その後の対応・信頼回復が問われるわけだが、コンビの命運を握っているのは、残された「相方」であることが少なくない。数ある芸人の不祥事において、これまで「相方」はいったいどんな対応を見せてきたのであろうか?

今も語り継がれる狂犬・加藤の男泣き

  • 相方・山本の不祥事を『スッキリ!!』で謝罪し涙を流した加藤浩次 (C)ORICON NewS inc.

    相方・山本の不祥事を『スッキリ!!』で謝罪し涙を流した加藤浩次 (C)ORICON NewS inc.

 芸人の不祥事と言えば、やはり2006年の極楽とんぼ・山本圭壱の未成年絡みの騒動が印象深い。事件直後、相方の加藤浩次が『スッキリ!!』(日本テレビ系)の冒頭で山本の不祥事を謝罪した際、「16年連れ添った相方がこういう形で報道されるということは…」のくだりで大号泣し、「すごい腹立ちますし、情けないし、ちょっと気持ちの整理がついてない…」としながらも、山本の事務所解雇、コンビの活動停止などを正しい判断とし、山本にもしっかり受け止めてほしいとして、視聴者に向けて誠心誠意の謝罪をしたのである。

 その後、山本は被害者と和解し不起訴処分となったが、加藤の真摯な号泣会見は視聴者の心を揺さぶり、加藤自体の“株”を急激に上げることとなった。当時の加藤は『スッキリ!!』のMCに抜擢されてまだ3カ月目。ヘタすれば降板もあり得た状況だったが、加藤の“大人”の対応が好感度を上げ、今ではすっかり“朝の顔”にまでなったのである。そして10年間、相方を見放すことなく、いつかまたふたりで活動したいとの想いを公言し続け、ついに昨年にはライブを開催し、山本も事務所に復帰した。まさに加藤は、相方を救った芸人の代表格と言ってもいいだろう。

ポジティブでナルシストな相方を一番厳しい姿勢で叱咤

  • 不祥事を起こした相方・井上を強く非難したNON STYLE・石田明(C)ORICON NewS inc.

    不祥事を起こした相方・井上を強く非難したNON STYLE・石田明(C)ORICON NewS inc.

 最近では昨年12月、NON STYLE・井上裕介の「当て逃げ事件」が記憶に新しい。相方の石田明は、いきなりピンとして舞台に出るハメになるが、事件後すぐに黒スーツ・黒ネクタイ姿で「この度は大変ご迷惑をおかけしまして、誠に申し訳ございません」と報道陣の前で深々と頭を下げた。謹慎中の井上よりも先に謝罪することになった石田は、井上の様子や、「これから一緒に許してもらえるようにがんばろう…井上の人生は俺の人生でもあるから…」と井上に伝えたことを報告。

 「ゼロからスタートします!」と力強く決意表明した石田は、世間から好感を得た。しかし、当事者の井上は謝罪会見で「イチからスタート…」と発言。石田は、ピンで登場した『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)で「俺はゼロから(スタート)と言ってるのに…追い抜いて行ってるんですよ」とツッコミ、怒りを露に。さらには自身のブログで「(井上は)家族に対しても、相方の僕に対しても、劇場に対しても、お客さんに対しても、都合の悪いことにはフタをしてきたんです」と井上を痛烈に批判。芸能界のご意見番や世間から批判される前に、相方自らが井上を強く非難し、さらにそれを笑いに昇華することでNON STYLEの未来を救ったのである。

相方の不祥事を“美味しいネタ”に 芸人らしさに周囲もバカ負け

 そして、最近目立つのが不倫問題。2014年、ダウンタウン・浜田雅功の不倫報道では、“人生の相方”とも言える妻の小川菜摘が「遊びでしょう? 芸人の妻なら浮気は覚悟してます」、「(浜田は)意気消沈ゴリラになっています。そんな彼を私たち(家族)は笑顔で支えていこうと思ってます」と肝っ玉母さんぶりを見せれば、仕事の相方である松本人志は『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、「食欲が止まらんくて。おかずなしでいけると思ったくらい。人のことってこんなに面白いんやって思ってさ」と大喜びをしたあげく、「これは相方としてね、CHAGEばりに謝らなければいけないかと思うんですよ」と“美味しいネタ”扱いにしていた。

 これもダウンタウンという超大物芸人だからできる対応とも言えるだろうが、一方では松本の父が死去した際、浜田が松本には言わずに松本の実家を訪ねて号泣した…というエピソードを同番組で披露し、一連の浜田の不倫報道も含めて丸ごとコンビ愛という“美談”にまで昇華させてしまったのは、さすがと言うべきか。

 ただ、雨上がり決死隊・宮迫博之の不倫問題のように、先輩芸人らがここぞとばかりにイジり倒す中、相方の蛍原徹はいっさい関わらないという姿勢を貫く場合もあり、コンビの関係性やイメージによっては“なにもしない”ことがプラスに働くこともあるのかもしれない。

 中には、相方の対応が結果的に失敗に終わりコンビで共倒れとなる場合もあるだろう。しかし、さらば青春の光などは東口宜隆の不倫が原因で事務所から契約を解除され、相方・森田哲矢がドン底に落ちたことを番組で嘆きながらも、解散することなく共に活動を続けているし、古くは横山やすし西川きよしの例もある。不祥事自体を起こさないのはもちろんのこととして、もし起こしたとしても、やはり相方の“支え”がコンビの危機を乗り越える最大のカギであることは間違いないようだ。相方の不祥事を笑いの糧にできるぐらいの技量が無ければ、“本物のコンビ”にはなれないのかもしれない。

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