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山崎賢人、『ジョジョ』主演にプレッシャーを感じるも「何があっても砕けねえ!」

山田孝之の言葉に感激!「俺で言う『クローズ ZERO』みたいな作品になる」

――今回は男気に満ちた泥臭さが全面に漂っていましたね。
山崎賢人 作品に影響されて、普段の言動もつい男臭くなったりして(笑)。仗助は単に強いだけでなく、家でゲームをしているような高校生らしい親しみやすい部分もあるのが好きですね。

――仗助を演じる中での苦悩はありましたか?
山崎賢人 特殊な撮影だったぶん、演じながら一体何が正解なのか迷ったこともありました。すべて終わってみれば、シーンの意味や流れはもちろん理解できるんですけれど、撮影している最中は台本しかないので、しゃべり方、立ち方、スタンドの出し方ひとつにしても、どう演じてたら『ジョジョ』の世界が完成するのか、ずっと苦悩していました。

――役作りのために肉体改造もされたそうですね。
山崎賢人 ジョースター家はみんな体が大きいので、僕もできるだけそうありたいと思って。撮影の半年以上前から自主的にトレーニングを重ねて、撮影中もロケ地のシッチェス(スペイン)の街で連日ランニングしていました。

――男性だらけの現場はいかがでした?
山崎賢人 神木隆之介さんとご一緒するシーンが多かったんですが、すごくいい方でした。頭が良くて冷静に分析してくれる方なので、いろいろ相談に乗ってくれて。僕より一つ年上で、俳優としても大先輩ではあるんですけど、役柄と同じように接してくれました。それに神木くん、何よりカワイイんです(笑)。そして山田孝之さんには、「お前にとって今回は、俺で言う『クローズZERO』みたいな作品になるから」と言っていただいたのも心に残っています。三池監督で『ジョジョ』をやる…男としての強さが出せるんじゃないかと、撮影前からすごく楽しみにしていました。

「成長には痛みや苦悩は必要不可欠」!? 作品ごとに一からのスタート

――俳優として順風満帆の活躍ぶりだと思いますが、ご自身では今の状況をどう捉えていますか?
山崎賢人 すごくありがたいと思う反面、この先のことを考えると正直、不安もあります。毎回、内容も役も違うので「ちょっとは成長したかな?」と思っても、作品ごとに一からのスタートになる。全然ゴールは見えないけれど、だからこそ役者という仕事にやりがいや楽しさを見出している自分もいます。

――以前のインタビューで、“難しい役ほど意欲が出る”とおっしゃられていました。
山崎賢人 そうじゃないと面白くないといいますか。考えたり悩んだりしながら作品と向き合えることが、役者としての醍醐味のひとつなんじゃないかなと思いますね。

――成長痛みたいなものでしょうか。
山崎賢人 成長するためには、痛みや苦悩は必要不可欠だと思います。それは役者だけでなく、どの職業でも同じことなんじゃないかな。まさに『ジョジョ』では、役者として男として、すべての面で成長させていただくことができたと思います。
(写真:草刈雅之 文:星野彩乃)

映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』

 スタンドと呼ばれる特殊能力を持つ高校生・仗助(山崎賢人)が住む杜王町では、変死事件が多発。同じくスタンド使いである凶悪犯・アンジェロ(山田孝之)に標的にされた仗助は、家族を守るために戦うことを決意する。彼のスタンドは、他人のケガや壊れた物をなおすことができる「クレイジー・ダイヤモンド」。同級生の承太郎(神木隆之介)とともに立ち向かう仗助だったが、アンジェロの背後では謎の兄弟がすべての糸を引いていた。

原作:荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険』(集英社ジャンプ コミックス刊)
監督:三池崇史
出演:山崎賢人 神木隆之介 小松菜奈 岡田将生 新田真剣祐 観月ありさ 國村隼 山田孝之 伊勢谷友介
8月4日公開
【公式サイト】(外部サイト)
(C)2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

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