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中条あやみインタビュー『初めて意識した“食らいつくこと” 至らなさを痛感して流した涙』
自分でようやくつかみ取ることができた、転機になった仕事
中条あやみ中学時代はバドミントン部だったのですが、そのときは部長ではなくて。彩乃を演じて初めてリーダーの大変さがわかりましたし、先生がどんな想いで指導してくださったのか今作を通して知ることができました。当時は部活を辞めたいと何度も思っていたのですが、結局辞めずに3年間続けることで大きな達成感を得ることができました。今作では、準備を含めた半年間でその頃のような感覚を再び得ることができたのも嬉しかったです。
中条あやみ昔はオーディションに落ちることも多くて、この仕事に向いていないんじゃないかと思うこともあったんです。そんななかで、ポカリスエットのCMオーディションの話がきて、これで落ちたら芸能界以外の別の道も考えようと思っていたら……受かったんです。慣れない撮影で大変でしたが、自分でようやくつかみ取ることができたお仕事であり、今の私がある転機になったお仕事だと思います。
――それまでのオーディションとは違う気持ちで挑んだのでしょうか?
中条あやみ「このCMは絶対に勝ち取りたい! 私にはもう後がない」という本気度がそれまでのオーディションとは違っていたように思います。それまでは半ば諦め状態で受けていたこともありましたが、このときは「きっと受かる」と初めて確信できたというか、運命的なものを感じたんです。もしあのときに落ちていたら、今ここにいなかったかもしれません。
気持ちよさを覚えるほど熱中してお芝居をしたい
中条あやみ今まで健康に育ててくれた両親に対して改めて感謝の気持ちが持てましたし、大人としての自覚を意識するようになりました。いろいろな方々の力を借りてここまでやってこれましたが、これからは女優としてもひとりの人間としても、自分自身の力で道を切り開く努力をよりしていかなければと思っています。
――現在、『アナザースカイ』(日本テレビ系)にMCとして出演されていますが、お仕事の幅がどんどん広がっていますよね。
中条あやみバラエティ番組は、普段のお仕事であまり関わらない方も多く出演されますし、なにを話していいのかもわからなくて、以前は怖かったんです。でも、『アナザースカイ』に出演させていただくようになって、トーク番組にも慣れてきて、少しずつ楽しめるようになってきました。まずは女優としてのお仕事をしっかりやりつつ、いずれはいろいろなバラエティにも挑戦できたらと思っています。そのためには、きちんとしたひとりの人間として成長していかないといけないのですが。
中条あやみ人生経験豊富ないろいろな生き方をされている素敵な方がゲストでいらっしゃるので、とても刺激を受けますし自分の考え方を見つめ直すきっかけも与えてくれます。それに、こういうお仕事をしてみたいなと思うこともけっこうあるんです! フリーダイバーの福田朋夏さんがゲストでいらしたときは「私もフリーダイバーになりたい! いやいや私じゃ絶対に無理でしょ」とひとりで思ったりしていました(笑)。
――ダイバー役なら今後あるかもしれませんね(笑)。女優として今後やってみたいことは?
中条あやみ幅広くいろいろな役を演じることで「中条あやみはこういうお芝居や表情もできるんだ」と思っていただきたいです。いつか気持ちよさを覚えるほど熱中してお芝居をすることができたらいいなと思っています。
(文:奥村百恵/撮り下ろし写真:勝又義人)
チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜
早々に周りが退部していくなか、チームメイトの同級生・彩乃(中条あやみ)の存在もあり何とかチアダンスを続けていく決意をするひかり。チアダンス部は“全米大会制覇”に向かって走り出す!フツーの女子高生たちの夢への挑戦が今、始まる。
監督:河合勇人
出演:広瀬すず 中条あやみ 山崎紘菜 富田望生 福原遥 真剣佑 柳ゆり菜 健太郎 南乃彩希
2017年3月11日(土)全国公開 【公式サイト】(外部サイト)
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