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【KAT-TUNライブ】歌こそ彼らの物語 懐かしいコントも
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「楽曲に、感謝」KAT-TUNが貫いたロックなJ-POP道
→3人それぞれのパフォーマンスレポート
10年前、これほど多くのダンス・ボーカルグループが台頭することなど誰も想像していなかった時代に、B’zの松本孝弘(「Real Face」)や氷室京介(「Keep the faith」)といった日本を代表するロッカーに楽曲を依頼し、ロックなJ-POPに特化する姿勢を貫いた。シングル曲が多い今回のようなライブでは、タイアップ曲が多いせいか楽曲のキャッチーさが際立ち、アイドルグループの財産は“楽曲”であることを痛感させられる。しかも、その歌詞の多くが、“生きにくい世の中を、生き抜いていく”決意を歌っていて、歌そのものが、彼らの物語になっている。ポピュラー音楽は、聴き手の日常に“寄り添う”ものだ。だからこそ、ハイフンと呼ばれるファンたちは、彼らの曲に励まされ、ライブで“運命共同体”となる幸福を噛み締めるのだ。
「ナミダより“笑顔”を」懐かしのコントで笑いを生む
これまでは“ボケ”役を田口淳之介が一手に引き受けていたところを、中丸がとぼけた味わいで和ませ、上田は上田で、「俺ら、攻撃力100だけど防御力ゼロだから!」と絶妙な自虐ネタで笑わせる。上田は、最後の挨拶でも、「できればファンの方達には笑っていてほしい」と語っていたが、実際、ライブ自体は憂いやためらい迷いの全くない、笑顔に溢れたハッピーな時空間だった。
→ライブ前の囲み取材でもコント
→充電前の最後のあいさつ全文
(文/菊地陽子)