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ORICON NEWS
A.B.C-Z・塚田僚一、ジャニーズらしからぬ“アウト”ぶりでブレイク
突き抜けた爽やかさとマッチョな肉体美
街で遭遇したファンには、いつでも全力の“神対応”。また『アウト×デラックス』でマツコ・デラックスも指摘した通り、育ちの良さがにじむ所作や言葉遣いで、どんな話をしても下品にならない。突き抜けた爽やかさとマッチョな肉体美は、どこか“体操のお兄さん”を思わせる親しみやすさ。
そのキャラクターを活かし、『Pon!』(日本テレビ系)のエクササイズコーナーに“エクササイズ王子”として出演したこともあり、お茶の間向きのキャラクターであることをすでに証明していた。口癖は、「いつでもどこでもベストパフォーマンス!」「毎日がオリンピック!」。コンサートや歌番組はもちろん、トークやバラエティにもそんな体育会系マインドで取り組んでいるからこそ、見る側もつい応援したくなるのかもしれない。
ファン層が偏らず、老若男女の支持を広く得るポテンシャル
塚田だけでなく、実はメンバー全員が“濃い”のも興味深い。華のあるビジュアルながら、掛け算九九も危ういド天然ぶりで愛される最年少・橋本良亮。知的で多才な正統派イケメンだが、突然の“奇行”でファンを翻弄する戸塚祥太。自らも“ジャニーズオタク”で、木村拓哉や松本潤のモノマネが絶品の河合郁人。最年長でダンスの名手ながら、私生活の無気力ぶりでメンバーにツッコまれる五関晃一。塚田というもっともインパクトのある存在が世間に見つかり、5月に発売されたアルバム『A.B.sea Market』がオリコン週間ランキング1位を獲得。8月3日スタートの昼ドラ『癒し屋キリコの約束』(フジテレビ系)には戸塚が出演するなど、確実に波はきている。
グループの司令塔的存在である河合は、かつてSMAPの香取慎吾とコントで共演した際、「あの子(塚田)を大事にしたほうがいい」と言われたことを明かしていた。その予想が正しかったことが、これから証明されるのかもしれない。
芸人顔負けの強烈なキャラクターを持つジャニーズが増えているいま、もはや“ジャニーズなのに○○”と言われるのは珍しいことではない。塚田のほかにも、『世界の果てまでイッテQ』(日本テレビ系)でのハジけぶりが人気のNEWS・手越祐也、音痴を逆手に取ってお茶の間に浸透した舞祭組、突き抜けた王子様キャラのSexyZone・中島健人などがバラエティで人気を集めている。グループがジャニーズファン以外の一般層からも親しまれ、長く愛されていくためには、メンバーにこうしたキャッチーな存在がいることは大きな強みとなるに違いない。